映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

『はやくはやくっていわないで』

年末年始は、クリスマス、T(6歳)の誕生日(このことも書きたいな、とは思っているのですが)、年始のお年玉で、いろいろと絵本にまためぐり会えました。

特に今回は、「これは良い!」という絵本に数冊出会えたので、紹介したいと思います。

今日、書くのは、僕が読んで「僕自身にとって一番良かった絵本」です。

いつもはTにはこれが良い、S(3歳)にはこれ、M(1歳6ヶ月)にはこれ、といった感じで選ぶのですが、今回は、「僕にとってとても良かったから」買いました。


はやくはやくっていわないで はやくはやくっていわないで
(2010/10/30)
益田ミリ

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作者の益田ミリさんのコミックエッセイ(代表作は「すーちゃん」とかで今度実写映画にもなるそうですね)などはすごく好きで(以前、香山リカ先生に教えてもらいました)、読んでいたのですが、この絵本は読んでいませんでした。

益田ミリさん自身もイラストレーターですが、この絵本の絵は違う方が描いています。

 

こんなことは初めての経験だったのですが、この絵本を最初に読んだ時、泣いてしまいました。

(そのことを言ったらツレは笑っていましたが…。)

もう数回読んでいますが、今でも泣かないまでも、泣きそうになります。

子どもたちというかTにはあまりこの本の良さは伝わっていないようですが、自分自身にとっても子育てをしている中でもついつい「はやくはやく」としてしまったり、他人と比べてしまったりするので、子どもたちに読み聞かせたりすると、いつも「はっ」と気づかせてくれます。

 

絵本では、この本はまさに僕にとって「一生の本」になるかも知れません。