映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

『母の友』2013年8月号

最近あまり本や雑誌のことを書いていなかったので、ちょっと古くなってしまいましたが、8月号の『母の友』の感想を書いてみます。

8月といえば、原爆投下の日だったり、終戦記念日だったりと、戦争のことが報じられたり、少しでも触れる機会があると思います。

そんな8月なので、『母の友』も王道通り、戦争について触れています。

母の友 2013年 08月号 [雑誌]

特集記事のタイトルは

「それぞれの、戦争。

 あの日を生きた女性たち」

というもの。

『母の友』というタイトルの雑誌なので当然と言えば当然なのですが、戦争が「女性の視点」から書かれているのがとても好印象でした。

軍備増強だとか、憲法(9条)改正だとか、それに関する話で大きくとりあげられるのはいつもいつも男性たち(首相とか)。

当然ながら、戦争を経験したのは男性だけではないし、今の社会で生きているのも男性だけでもなく。

はっきり言って、僕はそんな「男性中心世界」も「マッチョイズム」も辟易しているので、女性視線で戦争の経験やこれからの日本のことを考えた発言が書かれていて、とても良かったです。

戦争の特集記事でしたが、他の部分では戦争には殆ど触れず(それが僕にはちょっともの足りませんでしたが)、怖い絵本の特集や安野光雅さんへのロングインタビューなどもとても面白かったです。