映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

『くいしんぼうのあおむしくん』

久しぶりに、最近読んだ絵本を紹介します。

 

くいしんぼうのあおむしくん

 

今までで読んだ絵本の中で一番なんとも言えない気持ちになった絵本です。

 

ストーリーを言ってしまうと、ある日出会ったくいしんぼうのあおむしくんがどんどんいろんなものを食べていき、パパとママや住んでいる街まで食べてしまい、最後には地球ごと食べてしまいます。

 

で、最後には主人公の男の子まで食べてしまうのですが、そこにはパパやママ、街までみんなちゃんとありました。

 

というお話です。

 

途中からラストの展開が読めたのですが、子どもたちはこのあおむしくんの暴挙振り(パパとママも食べちゃうし、街も食べちゃうし)にかなり緊張して聞いていました。

 

結構古い絵本なのでそれなりに人気があるのでしょうが、ここまで読後にもやもやさせる絵本は初めてでした。

 

かなり無理矢理解釈すると、終末後のパラダイス的なメッセージでも込められてるのでしょうか。。。

 

でも、子どもたちにはさすがにそこまでは読み込めないような気がします。。。

 

他の方がこの本をどういう風に読むのか気になります。