映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

都知事選挙に行ってきた。

雪が残り、足元がつるつるする中、朝食食べてから東京都知事選挙の投票に行ってきました。

先日、誰に投票したら良いのか分からないということを書きましたが、その時に書かなかったことでもう一つの悩みがあることに気づきました。

それは、僕が投票する人は殆ど当選しない中で、それでも何らかの姿勢がくみ取ってもらえるかどうか、ということです。

その一票を「どうせ650万分の1だ」と捉えることは出来ますし、そのことを「大きな意味はない」と考えることも出来るでしょう。

でも、それは「死票」なのか?というと、違うように僕は思っているのですが、昨日、新聞で勝間和代さんの意見を見て、誰に投票するかの決心が出来ました。

(言いたい!都知事選)投票、自分の損得に関係 勝間和代さん

選挙は、政治家にとっては、人々が何を求めているかを見る市場調査の場ともいえます。行政職員やまっとうな政治家であれば、誰が何票取ったかを意見として参考にします。支持した候補者が落選し少数意見になったとしても、投票は決して無駄じゃありません。

「まっとうな政治家であれば」という前提ではありますが、たとえ当選しない候補者であっても、どんな候補者がどれくらいの支持を受けたのかは、その後重要になるはずだ、と改めて思い直しました。

前回の都知事選ではそれを感じられなかったので(宇都宮さんは次点で100万票くらい取ったにもかかわらず、それに触れた人たちはどれくらいいたでしょう?)、今回はあまりそういう気持ちになれなかったのですが、もう一度気を取り直しました。

で、結局僕は誰に投票したかと言うと、「家入かずま」さんにしました。

本人の資質を問う声があるのは勿論知っていますし、立候補に至る経緯も、そして立候補以前にドタキャンなどいろいろな欠点や批判点があるのも知っています。

そして、当選したとしても任期を全うするとは思えません。

と、いろいろと批判することはいくらでも家入さんの場合出来るのですが、僕が良いな、と思うのは家入さん自身が「自分はダメな人間」と捉えているところです。

だから、家入さんはいろんな人の声を聞き入れようとしているし、周りの人を巻き込むのがとてもうまいと思います。

どうせこの選挙は「カレー味のうんこと、うんこ味のカレー。食べるならどっち」というような感じなので、じゃあ、それより、全く違う、今まで見たことない料理が良いかな、という感じです。

とりあえず、今夜の結果(誰が当選するかではなく、誰に何票集まったか)を楽しみに待ちたいと思います。