映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

『さんさん録』

子供たちの看病とそれに伴う僕自身の体調不良で、あまりブログのネタが無いのが本音なのですが、合間を縫って読んだ漫画がちょっと面白かったので、書いてみます。

 

さんさん録 : 1

(Amazonではどうやらもう新品はないようで、Kindle版か中古になってしまうようです。)

 

なぜこの漫画を読んだのかというと、作者の「こうの史代」さんの代表作『夕凪の街 桜の国』がとても良いということを聞き読んでみたのが始まりです(この作品もとても良かったです)。

そしたら何故か職場にこうのさんの他の作品である『この世界の片隅に』があり、読んでみたらこちらもとても良かったので、すっかりこうのさんの作品にはまってしまったのでした。

 

で、他の作品を読んでみようと思い、読んだのがこれ、という訳です。

内容は、妻に先立たれた定年退職もしている男性が、息子家族と共に暮らすことになり、そこで少しずつ「家事」をするようになる、というものです。

「実際にこの年齢の男性でこんなに柔軟な人がいるかなぁ???」と疑問に思ってしまいますが、それでも少しずつ家事(最初は肉じゃがに挑戦し、夜の11時まで家族を待たせたり)をしてく姿は、僕もこんな柔軟な人間でありたいな、と強く思わされました。

まぁ、具体的に僕が苦手な裁縫(ボタン付けの場面だったのですが)をやっている姿を見て、「苦手だからパス」とか言ってる場合では無いな、と。

ちなみに裁縫が苦手というかあまり乗り気がしないのは、母があまり裁縫が好きでは無かったので、このことだけは母の姿にすり込まれたということにして自分を納得させていましたが、やはり無理がありますね…。