映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

『中学性日記』

昨日、【性】に関することを気合いを入れて書いたので(大学の時以来初めてExcelでグラフ作った…)、今日は軽い感じで【性】の話を。

 

中学性日記 1

 

第二次性徴が始まる中学生の一クラスを舞台に、1話完結で【性】に関する物語が描かれています。

あんまりこういうのを書くと変な検索に引っかかりそうですが、「おっぱい」「毛」「射精」「生理」「体型」と、今第二次性徴真っ最中の子供たちにとっては、かなり真剣な、過ぎ去ってしまった人たちにとっては、「そんなことあったなー」とくすっと笑える話になっています。

 

なんで、この漫画をここに書くかというと、昨日触れた「あさイチ」で出てくる母親たちが基本的に「【性】=タブー」という風に捉えていたのがすごく気になったからです。

自分の子供が実際に性行為をしているのではないか、ということだけではなく、子供が性に興味を持ち始めたことや生理が始まったことさえもタブーにしているのがすごく気になりました。

 

まぁ、それでも番組の中でタレントの青木さやかさんが言っていたように、「他人の子には言えることでも実の子には言いにくい(言えない)」というのはあるかもしれません。

 

でも、それにしても、【セックス】に関しては分かるとしても、番組の中では「娘の生理にどう対応したらいいか分からない。考えたくない。」という母親の声までありました。

父親なら分かりますが、母親が自分も経験した(している)生理に関してまでもタブー視したら、子供が余計に戸惑ってしまうのではないか、と僕には思えました。

 

保護者である大人たちも実際は、第二次性徴の時にはこの漫画で描かれているような、陰毛が生えてこなくて焦るわりに、自分だけ毛が濃いんじゃないかと悩んだりしたはずで、それを思い出すにも良い内容になっていました。

そして、タブー視しなくても、【性】についてはなんとなく子供と話すのは難しい、という人は、この漫画を親子で共有して、どんな反応が返ってくるか、自分がどんなことを感じるか、漫画というのを1つ媒介、クッションにしてみると話もそんなに変に真剣にならずに良いんじゃないかな、と思いました。