映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

AERA「男がつらい!」

ツレ両親宅やら僕の両親たちと旅行に行っていた8月末にFacebook上でちょっと話題になっていたのが、AERAです。

(最近、Twitterは見ることもしていないので、Twitterでの反応は知りません。)

 

なぜ話題になっていたのかというと、一応僕も会員になっているファザーリング・ジャパンの会員向けアンケートを元にした記事になっていること、そして、タイトルが「男がつらい!」というものだったからです。

 

AERA 2014年 9/1号

 

先日も、NHKクローズアップ現代では「男はつらいよ 2014 1000人“心の声”」という特集もやっていましたし、Facebookでの話題はどういう記事からなのか確かめようと、旅行中にAERAがないか立ち寄ったコンビニなどで探したもののありませんでした。

しかたなく、帰ってきてから近所の図書館に行ったら、AERAは蔵書にはなく、仕方なくアマゾンで買いました…。

 

読んでみた感想ですが、、、自分が答えた内容が結構大きな枠で書かれていました♪

とかはまぁ良いんですが、率直に言って、「立ち読みで良かったな」という内容でした。

 

イクメン」ってことで、ファザーリング・ジャパン代表の安藤哲也さん、育休取得経験のあるサイボウズ社長青野慶久さん、主夫界で一番有名な宮内崇敏(ムーチョ)さん、男性学の研究者田中俊之さん、世田谷区長の保坂展人さんの5人の対談がありました。

 

これは対談者の責任ではないかもしれませんが、それぞれの対談者の紹介欄にある「肩書き」を読んだだけで、げんなりしてしまいました。

この対談者の中で唯一、「一般人っぽい」のは宮内さんだと思うのですが、その紹介欄には相変わらず「帰国子女で慶応大学卒。大手企業に就職後、体調を崩し、外資系企業に勤める妻と相談して専業主夫に。」と書いてありました。

 

なんとういうか、この紹介欄そのものが対談で触れられている「男らしさ」そのものではないか、と。

一応、多様なメンバーを集めて「多様であっていい」というようなことを語らせているけれども、結局は「男社会の中での男の多様性」が語られているだけに読めました。

 

もっと砕けて言えば、男が集まって飲み会をすると大概「下ネタ」が出てくるのですが、それで盛り上がっているのは結局「男だけ」だよね、と。

そもそも、僕はそういう「男の飲み会での下ネタ」とかも、結構苦手だし、その飲み会にいない女性だったり、他の人が見たときに、どう映っているでしょうか?と。

 

それに似た「男たちが飲み会で下ネタで勝手に盛り上がっている」のを見て興ざめしている自分、というような感じでした。

ファザーリング・ジャパン自体にももう高い会費をかけて会員を継続しようとは思っていないことも大きいのかもしれませんが、僕としては読んでいて非常に白けてしまいました。

 

Facebookで話題にしていた方も書いていましたが、「まだこんなこと言ってんの?」と。

 

もちろん、世の中がまだまだだからこそ「まだこんなこと言ってんの?」ということを発信し続ける人も必要でしょうが、僕は別にそういう役割ではなく、日々淡々と目の前のシュフ業をこなして行けば良いかな、と思っている次第です。

 

*反響が(このブログにしては大きかったので)補足を書きました。

AERA「男がつらい!」に白けた理由