映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「小さいおうち」

僕は高校性の時から映画をよく観るようになりまして、一番観ていた時は年に100本くらい、今でも結構映画を観ています。

「育児」には関係しませんが、沢山観ているんだし、どうせなら映画の感想を書いておこうかな、ということでこれからは観た映画についても書いていこうと思います。

 

ちなみに今、僕がどうやって映画を観ているかというと、ツレがTSUTAYAディスカスで毎月4本の定額に入っているので、そちらで新作を借り、テレビの検索機能を使って無料で見られるものを録画しています。

 

なので、新作はDVDやブルーレイで借りたもの、旧作をテレビで録画したもので観ています。

映画館には自分で観たいもののためには殆ど行かず、子どもたちが観たいものの付き添いで行くくらいです。

 

さて、最近観た映画がこちら↓

 

小さいおうち [DVD]

 

黒木華さんがベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したということで話題になったので、どんな演技をしているのか興味があったので観てみました。

 

観た感想ですが、黒木華さんの演技はコレといった飛び抜けたものはあまり感じられませんでした。

ベルリン国際映画祭で受けたのは、【女中さん】という設定だったからかな、とちょっとオリエンタリズム的な視点が評価の基準になっていたのかも、と邪推してしまいました。

 

その代わりと言ってはなんですが、倍賞千恵子さんの演技の方が良かったと思います。

これはナレーションを含めての感想なので、国際映画祭などではナレーションの良さは伝わらないので、まぁ、仕方がないことなのかな、と。

黒木華さんの演技でもっと存在感があって良いと思ったのは、「舟を編む」です。

 

内容についてですが、「永遠の零」のように「戦争」に真っ正面から向かったものではありませんが、戦争に巻き込まれる市井の人々の様子が描かれていて、むしろリアリティを感じました。

そして、その市井の人々の様子を描くことによって、実は戦争反対の意思を観ている人に伝えているように感じました。

 

似たような(と言ってしまって良いのかどうか…)市井の人々の暮らしを描いている「三丁目の夕日」のように懐古主義に陥ってしまうこともなく、その時代への批判や懐古に対しても批判がされているところが、じわじわとこの作品の良さとして伝わってきました。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★☆

 

2014年に観た映画ランキング

「そして父になる」 2「小さいおうち」