映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

『へいわってすてきだね』

年末に、月刊誌のMOEが選ぶ「第7回絵本屋さん大賞」に選ばれたので、知っている人もいるかと思いますが、やっと手に入ったので紹介します。

 

ニュース記事↓

「へいわってすてきだね」沖縄追悼式で読まれた小2の詩が絵本大賞に(huffingtonpost)

「へいわってすてきだね」の絵本が受賞沖縄タイムス

 

へいわってすてきだね

 

上にあげたニュース記事にも書いてありますが、絵本の土台になっているのは、2013年の沖縄全戦没者追悼式で読まれた当時小学1年生だった安里有生君の詩です。

その詩に、絵本作家の長谷川義史さんが絵を描いたものです。

 

「へいわってすてきだね」というタイトルだけでもう僕なんかはとてもすてきな絵本だな、と思います。

そして、内容に触れてしまいますが、自分の近くにある日常から「平和」を感じるその感性がとてもすばらしいなと思います。

 

もちろん絵本の良さがあってのことですが、今の日本の状況にあって、この絵本を「大賞」に選んだ全国の絵本店員さんたちの心意気もすてきだし、ちゃんとその声をそのまま伝えたMOE編集部(白泉社)の人たちもすてきだな、と思います。

絵本の良さをその絵本が取った「賞」で判断するのはダメなことかも知れませんが、こんな世の中だからこそ、こんな時代だからこそ、去年のユーキャン新語・流行語大賞で選ばれた「特定秘密保護法」と「ダメよ~ダメダメ」の組み合わせ技と同じように心意気を感じました。