映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

『コウノドリ』8巻

最近少し節制モードに入っているので、買っていませんでしたが、ポイントを使ってやっと買て読むことが出来ました。

コウノドリ(8)

もう(年齢的に)ツレが妊娠・出産することはないと分かっていても、つい新しい巻が出ると買って読んでしまいます。

今回の内容は、大まかに【妊娠初期】、【マタニティブルー】、【出産から退院まで】、【研修医】というテーマ(というのが裏表紙に載っていました)でした。

その中でも面白かったのは、前半部分の【妊娠初期】と【マタニティブルー】。

漫画の内容にはあまり触れられないので、これを読んで思い出したことを書いていきます。

ツレは3回の妊娠でもつわりが軽い方だったと思うのですが、それでも自分の身体に違う生命体がいるというのは、身体のバランスも大きく変わってきてつらそうでした。

男性にはつわりの苦しみや出産の痛みは体験できないものですが、身体に良くないものを食べたり、あるいは献血や点滴をするとバランスが崩れて気持ち悪くなったりする僕にとっては、つわりは傍から見ていてしんどそうでした。

出産に関しても、長男T(8歳)の時と次男S(6歳)の時に立ち会ったのですが(ムスメM(3歳)の時はツレに「来なくても大丈夫」と言われ、ムスコたちと朝食を食べていたら「生まれた」とツレ母から連絡が入りました)、ただ突っ立って見ているだけでしたが、ツレが死んでしまうのではないかとものすごい恐怖でした。

【マタニティブルー】も、ムスメMの時にはツレがちょっとこれっぽかったです。

同じ年に東日本大震災が起き、その地震の被害というよりは、4年経った今も未だに収束していない原子力発電所(核発電所)の事故で垂れ流された放射性物質の影響でかなり神経が立っていました。

まだMが生まれてくる前でしたが、「水を買いに行け」という指令がツレから来て、僕は「買い占めなんてしたくない」と拒否してケンカになったり、移住を考えたり。

結局移住もしませんでしたが、産後の肥立ちは3回目の出産ということやツレ自身の年齢(出産時38歳)、退院後実家には帰らず、であまり良くなかったこともあり、うつなのかは分かりませんが、かなり神経が立っていたように思います。

これが僕がフルタイムで残業やむなし的な生活を送っていたらどうなっていたのだろう、と今でも思います。

最後に、今回の巻で一番良いな、と思った言葉を書いておきます。

他人ができたのだから……

自分もできるというのは

間違っています

他人の経験が

当てはまるとは

限りません

妊娠や

つわりは

他人とはくらべるものじゃないんです