映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「マダム・マロリーと魔法のスパイス」

旅行の行き帰りに観た後、大分映画を観ていなかったのですが、ツレがTSUTAYAディスカスで借りていた映画を観ました。

 

マダム・マロリーと魔法のスパイス

 

新聞の映画レビューで見たような気がしましたが、僕の中では「観たいものリスト」にはピックアップされていないものでした。

ツレが選んだ映画、ということで、あまり期待していなかったのですが(単に好みの問題です。僕は社会派というか、実話をもとにしたようなのが好きで、ツレはミュージカルとかが好きです。僕はミュージカルは苦手。)、なかなか面白かったです。

 

ストーリーは、インドから移住してきた家族がフランスのある町にやってきて、そこでレストランを開きます。

そのレストランの目の前にはミシュラン1つ星のレストランがあり、最初は拒否され、嫌悪され、ケンカをするものの、少しずつ受け入れられ、最終的には融和して、新しいものが生み出されていく、というものです。

 

料理なので、料理にも惹かれますし、息子のハッサンとマルグリットとの恋愛模様なども楽しめます。

 

先日書いた「ベイマックス」もそうなのですが、最近のディズニー映画は本当に良く出来ているな、と思います。

ベイマックスでは、正義対悪の戦い、きょうだい愛、家族愛、師弟の超克などいろんな見方が出来るようになっているし、人種や性別にもかなり配慮されているように感じました。

(主人公はアジア人少年、仲間はアフリカ系、アングロサクソン系、男性、女性、マッチョ、細長などなど)

 

今回のこの映画も、フランスにアジア人(インド人)がやってくるということで拒否感を描きつつも、最終的には受け入れて、単に受け入れるだけでなく、融和し、それを昇華させているところが、よく配慮された映画だなと思いました。

 

今までディズニー映画というとなんとなく敬遠しがちだったのですが、ベイマックスもこの映画も観ている人たちによく配慮されていて、万人が楽しめるようになっているがすごいなぁ、と感心させられました。

 

ちなみに、マダム・マロリー役のヘレン・ミレンさんですが、僕の中で「RED」のイメージが濃くのこっているのですが、全く気にならない感じでした。

さすが名優です。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★☆

 

2015年に観た映画ランキング

1 「ダラス・バイヤーズ・クラブ」 / 2 「ベイマックス」 / 3 「ワン・チャンス」  / 4 「ザ・マジックアワー」 / 5 「あなたを抱きしめる日まで」 / 6 「はじまりのうた」 / 7 「マダム・マロリーと魔法のスパイス」 / 8 「アデル、ブルーは熱い色」 / 9 「かぐや姫の物語」 / 10 「テルマエ・ロマエⅡ」 / 11 「そこのみにて光輝く」 / 12 「ドラえもん のび太のスペースヒーローズ」 / 13 「ブリングリング」 / 14 「恋人はセックス依存症」 / 15 「地獄でなぜ悪い」 / 16 「誰も守ってくれない」 / 17 「鈴木先生」 / 18 「ミニミニ大作戦」 / 19 「エヴァの告白」 / 20 「機関車先生」 / 21 「マレフィセント」 / 22 「ロボジー」 / 23 「ルーシー」 / 24 「なくもんか」 / 25 「見えないほどの遠くの空を」 / 26 「ノア 約束の舟」