映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「小野寺の弟 小野寺の姉」

最近しばらくはTSUTAYAディスカスのリクエストはツレのが優先されていましたが、やっと僕がリクエストしたものが届きました。

 

小野寺の弟・小野寺の姉 通常版 [DVD]

 

何で観たいと思ったのか、覚えてはいないのですが、なんとなく僕の琴線に触れたようで、リクエストしていました。

特に出ている俳優が好きだとかそういうのもなく、ストーリーにも惹かれたのかも定かではありませんが。

 

特に、実生活において、僕は兄とはかなり(兄との話をするとみんなが引くぐらい)仲が悪いので、きょうだいの話とか家族の話って敬遠したり、斜に構えて観てしまう自分がいます。

 

が、この映画、出だしがとても良かったです。

 

「姉を殺そうと思ったのは今までで3回ある。それは・・・」

 

というように始まりました。

 

まぁ、最終的には「結局このきょうだいは仲が良いんだな」というような話で終わるので、それはありふれているというか予想できるストーリーなのですが、ちょっとした掛け違いでその後の人生が変わってしまう、というのが良いな、と思いました。

 

まぁ、その【ちょっとした掛け違いでその後の人生が変わってしまう】ということもありふれているというか当たり前なことなのかも知れませんが、数十年経ってその掛け違いに気づく、でも気づいても今更何も出来ないんだけど、というのが何となく良いな、と思いました。

 

と、かなり甘い感じでの評価になりましたが、甘い評価になった大きな理由としては、【特定のパートナーのいない親子やきょうだいで暮らし続ける】というのが、世の中でも多いし、僕としても現実的というか身近なものになっているからかな、と思います。

 

主人公の小野寺の姉は40歳、小野寺の弟は33歳です。

悲壮感というようなものはまるでありませんが、このまま特定のパートナーがいないまま生涯ともに過ごしていく、ということも現実的になっていく年齢になっています。

 

あと、「この女の子きれいだけど、演技うまくないなー」と思ったら、「桐島、部活やめるってよ」にも出ていたモデル(山本美月さん)でした。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★☆

 

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