映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

『きのう何食べた?』10巻

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【告知】7人の主夫でパネルトークします。

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先日、ふといつも使っている駅の改札付近にある小さな本屋さんの陳列棚の方を見てみたら、いつも読んでいる漫画の新刊が出ていました。

 

きのう何食べた?(10)

 

内容については以前書いたことがあるので(「よしながふみ『きのう何食べた?』」)割愛します。

 

この漫画を読んでいるのは、僕の料理のモチベーションを維持するためだったり、料理のレパートリーを少しでも増やそうという意図からなのですが、今回は珍しく(?)子育て話が少しありました。

イカップルの話なので、赤ちゃんや子どもといったものが身近な存在ではないのですが(むしろ今回は親の老い、介護系の話が多め)、少しだけ触れられていました。

 

もちろん、メインテーマは「食」なので食事中の話題として出てくるだけなのですが、

・保育園に入園させるのも難しい。

・1歳児で入園したものの、入園してからの3分の1くらいは病気で休んでる。

・病児保育も当日予約はできないので、祖父母にかなり頼っている。

と、こんな話題がさらっと出て来ていました。

 

認可保育園に入園するのが難しいという話題はもうかなり長い間大きな関心事になっていますし、毎回待機児童がらみの話題は新聞などでも大きく取り上げられているので多くの人に知られていると思います。

 

それに比べると、【入園したあと】のことというのは殆ど知られていないように感じます。

この漫画では「最初の1年は病気を沢山もらうけど、そのあとは免疫もついて減っていく」みたいな表現がありますが、僕の経験だと、そんなに楽なもんじゃなかったような、という感じです。

 

病気には季節のはやりもあって、1度かかったからもうかからないという病気ばかりではありません。

それに、我が家だと、子どもが3人いるので、1人が病気にかかって、やっと保育園(or小学校)に通えるようになったと思ったら、もう1人の子にかかり、その子も回復したと思ったら、最後の1人がかかってしまった、ということがありました。

振り返ると1ヶ月間ずっと同じ病気に振り回されてたな…、と。

 

それでも、(少しずつ変えようとしている人たちもいますが)病児保育の利用のしにくさや、自分の親に頼らなければとても共働きを維持できないという現状をあくまでもさらっと書いているのは好印象でした。

 

子育てがメインのものではないので、この話題に深く突っ込んでいくことはしないけれど、現状をちゃんと把握しつつ、それを周知しているのはとても良いな、と思います。