映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「プロミスト・ランド」

具合が悪くなる前に観た映画です。

TSUTAYAディスカスから送られてきました。

 

プロミスト・ランド [DVD]

 

タイトルの「プロミスト・ランド」、Promised Land、日本語にすれば「約束された地」とかそんな感じになるかと思います。

で、この「約束された地」という単語、アメリカで作られた映画だということを考えれば、自然に思い浮かべるのは、聖書に書かれている、神が民衆(アブラハム)に約束した地(=カナン、パレスチナ)です。

 

物語の舞台はアメリカなので、パレスチナそのものが出て来たりすることはないことは最初から分かっていましたが、何かしら「聖書的な話」が盛り込まれているのかな、と思っていました。

 

が、全部観ての結果ですが、そういう「聖書的な話」はありませんでした。

少なくとも僕には見つけられませんでした。

 

まぁ、タイトルにどういう意味が含まれているのか、そして、そのタイトルは聖書的な意味が含まれているのではないか、ということはよく分からなかったものの、内容はなかなかスリリングでした。

 

物語が開発賛成派と開発反対派という単純な図式で進んでいくのかと思いきや(その中でお金をせびる人などももちろん出て来ます)、最後の最後で、実は賛成派も反対派も開発を進めようとしている巨大企業に操られていた、ということが明らかに。

開発を進めようと、地権者に契約を取り付けようと交渉していた社員もそのことは全く知らされておらず、全て会社側の意図の中で動かされていた、という話でした。

 

まぁ、大企業とか大きな組織に属していれば、こういう世界で生きているのは当然のことなのかも知れませんが、「やっぱりここまで考えないといけないんだよな」と改めて思わされました。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★☆

 

2015年に観た映画ランキング

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11 「小野寺の弟 小野寺の姉」 / 12 「かぐや姫の物語」 / 13 「ブルージャスミン」 / 14 「プロミスト・ランド」 / 15 「ゴーン・ガール」 / 16 「青天の霹靂」 / 17 「パリ、ただよう花」 / 18 「テルマエ・ロマエⅡ」 / 19 「私の男」 / 20 「そこのみにて光輝く」

 

21 「カラスの親指」 / 22 「ドラえもん のび太のスペースヒーローズ」 / 23 「グレース・オブ・モナコ」 / 24 「ジゴロ・イン・ニューヨーク」 25 / 「薔薇の名前」 / 26 「劇場版「進撃の巨人」 前編 ~紅蓮の弓矢~」 / 27 「ボクたちの交換日記」 / 28 「ブリングリング」 / 29 「恋人はセックス依存症」 / 30 「地獄でなぜ悪い」

 

31 「渇き。」 / 32 「誰も守ってくれない」 / 33 「鈴木先生」 / 34 「ドライブイン蒲生」 / 35 「ミニミニ大作戦」 / 36 「エヴァの告白」 / 37 「機関車先生」 / 38 「爆心 長崎の空」 / 39 「マレフィセント」 / 40 「ロボジー」

 

41 「ルーシー」 / 42 「なくもんか」 / 43 「マイ・ライフ・メモリー」 / 44 「光輪の超魔神 フーパ」(ポケモン) / 45 「見えないほどの遠くの空を」 / 46 「ノア 約束の舟」