映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

『コウノドリ』10巻

ツレがもう出産することはないだろうなぁ、と思いつつも、新刊を本屋さんで見つけて買って読んでしまいました。


コウノドリ(10)



まぁ、【自分にこれから起きること】ということよりも、もう単純に面白いということで読んでいます。

今回は、テーマとすると【無痛分娩】と【長期入院】というものでした。
無痛分娩というのは、僕たちには無縁の存在だったので、もちろん名前は知っていたものの、中身を(僕は)全く知らなかったので、どういうものなのか分かって良かったです。
当たり前のことですが、麻酔でコントロールするということは、専門の麻酔医が必要な訳で、妊婦が「痛いのイヤだから」とかそういうノリでは無理なことが分かりました。

それと、これは【無痛分娩】と直接関係がないかも知れませんが、「痛い思いをしたからこそ母性が育まれる」とか、「帝王切開だと母乳がちゃんと出ない」とか、そういうことを本気で信じてしまっている人もいて、僕なんかは(男性ということもあるのかも知れませんが)「やれやれ」と思うくらいですが、妊婦さんの中にはそういう言葉がものすごくプレッシャーやストレスになっている人も現にいるんだろうな、と思います。

そして、長期入院。
子宮口(?)の厚さが短いということで突然2ヶ月以上の入院を突きつけられた、妊婦さんとその家族(夫と子ども2人)のドタバタです。
産婦人科医が「ファミサポ(ファミリー・サポート)を教えるだろうか?(というかそもそもファミサポをどれくらい知っているのだろうか)」という疑問は沸いたものの、妊娠・出産に関してじゃなくても、日頃から家事・育児を分担することは大切だよな、と我が家だとツレに、世間だと男性方に申し上げたいところです。

日頃から家事・育児を担っていないと、そもそも【手加減】ってこと自体が出来なくなってしまうんですよね。
いきなりパートナーが長期入院なんてことになってしまったら、ちょっとくらい他の人の手(今回だとファミサポや食事の惣菜など)を入れることは当然しないと回らないだろうけれど、そもそもその【他の人の手】というもの自体を知らなかったり、そんなことをしていいのか?と思ってしまったりしてしまうんだろうな、と。

最後に、今週からこの『コウノドリ』のテレビドラマが始まるそうです。
主演の俳優があまり好きではないということや、日本の民放のテレビドラマは殆ど観ていないので(特にゴールデンといわれる時間帯のものはほぼ)、正直あんまり観る気はなかったのですが、巻末のおまけ漫画を観て、観てみようかな、という気持ちになりました。

とりえあえず、今度の金曜日の第1回の放送は観てみようと思います。

金曜ドラマ『コウノドリ』(TBSテレビ)