映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「きっと、星のせいじゃない」

以前は、結構映画を観て泣いていましたが、最近は感性がかなり鈍ってきたようで、あまり泣くことがなくなりました。

そんなもはや若者ではない、ということをしみじみと感じていたのですが、久しぶりに映画を観て泣きました。

 

きっと、星のせいじゃない。(字幕版)

 

内容は、小児がんに冒された主人公(ヘイゼル・グレース)が同じように小児がんに冒されたちょっと年上(18歳)の男の子(ガス)と出会い、恋に落ちる、という物語です。

ある程度予想通り、恋人であるガスが死んでしまう、ということになり、泣いてしまいました。

 

が、泣いたものの、観終わったあとに思ったのは「若者じゃなかったら、泣いただろうか」ということでした。

10代の若者の話ではなく、60代だったら、泣いただろうか、と。

 

そんなことを思ったものの、やはりこの物語は10代だから心揺さぶられたんだよなぁ、と改めて思いました。

物語の中には、2人が初めてセックスするシーンもありますが、それらが意味を持つのは、やはり2人にとって初めての経験であり(そして人生最後の経験)、60代だったら、全く意味が違うだろうな、と。

そんな余計なことを考えてしまったことに、ますますもはや若者ではない、という現実を思わずにはいられませんでした。

 

また、映画の中で、ヘイゼル・グレースとお母さん、そしてガスがオランダのアムステルダムに行くシーンが(割と重要な流れとして)出て来ます。

アムステルダムにはこの3月に行ったばかりなので、出てくる場所が既視感があって(実際に訪れた場所も多く)身近な話に感じられました。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★☆

 

2015年に観た映画ランキング

1 「6才のボクが、大人になるまで」 / 1 「チョコレートドーナツ」 / 3 「ダラス・バイヤーズ・クラブ」 / 4 「ベイマックス」 / 5 「ワン・チャンス」  / 6 「ザ・マジックアワー」 / 7 「あなたを抱きしめる日まで」 / 8 「はじまりのうた」 / 9 「きっと、星のせいじゃない」 / 10 「ルンタ」

 

11 「マダム・マロリーと魔法のスパイス」 / 12 「深夜食堂」 / 13 「アルマジロ」 / 14 「アメリカン・スナイパー」 / 15 「アデル、ブルーは熱い色」 / 16 「小野寺の弟 小野寺の姉」 / 17 「かぐや姫の物語」 / 18 「パラダイス:愛」 / 19 「ブルージャスミン」 / 20 「プロミスト・ランド」

 

21 「ゴーン・ガール」 / 22 「私の少女」 / 23 「ジュラシック・ワールド」 / 24 「博士と彼女のセオリー」 / 25 「青天の霹靂」 / 26 「パリ、ただよう花」 / 27 「テルマエ・ロマエⅡ」 / 28 「私の男」 / 29 「そこのみにて光輝く」 / 30 「カラスの親指」

 

31 「ドラえもん のび太のスペースヒーローズ」 / 32 「グレース・オブ・モナコ」 / 33 「ジゴロ・イン・ニューヨーク」 / 34 「海を感じる時」 / 35 「薔薇の名前」 / 36 「劇場版「進撃の巨人」 前編 ~紅蓮の弓矢~」 / 37 「ボクたちの交換日記」 / 38 「ブリングリング」 / 39 「恋人はセックス依存症」 / 40 「地獄でなぜ悪い」

 

41 「渇き。」 / 42 「誰も守ってくれない」 / 43 「シンデレラ」 / 44 「アイアンマン3」 / 45 「鈴木先生」 / 46 「ドライブイン蒲生」 / 47 「ミニミニ大作戦」 / 48 「エヴァの告白」 / 49 「機関車先生」 / 50 「爆心 長崎の空」

 

51 「マレフィセント」 / 52 「ロボジー」 / 53 「ルーシー」 / 54 「なくもんか」 / 55 「マイ・ライフ・メモリー」 / 56 「光輪の超魔神 フーパ」(ポケモン) / 57 「見えないほどの遠くの空を」 / 58 「ノア 約束の舟」