映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「セッション」

去年から「早くDVDにならないかなー」と待っていた映画です。

どうやらTSUTAYAでしかレンタルはやっていないようなので、TSUTAYAユーザーで良かったです。

 

セッション(字幕版)

 

ちまたの映画評論家たちがこの映画で論争していたようですが(【簡易まとめ】映画「セッション」論争『菊地成孔vs町山智浩』 #tama954 #denpa954)、映画そのものを観ないとその評価が正しいのかどうかが全く分からないので、とりあえずこうして観られて良かったです。

 

一言、すごい映画でした。

 

音楽を学ぶ学生が著名な音楽家であり教授に目を置かれ、それになんとか応えようとして、最終的には恋人とも別れ、精神的にも病んでしまう。

ここまでだったら、まだ他の映画でもありそうな話ではあるのですが、最後、「ここまでするか?」という衝撃的な展開になりつつ、それに対してもまた1つの大きなアクションを起こす、というところで終わります。

 

音楽そのものの質が高いと僕には思えたのと、何と言っても、教授のむき出しの感情と、それに対する学生たちの反応がすごかったです。

感情をむき出しにしてくる人って、優しくしてくるときにころっとほだされてしまいそうな気になってしまうのだけれど、この映画でも思うのは、そういう感情をあまりにもむき出しにしてくる人には関わりたくないな、ということ。

映画で観てたり、現実でも、遠くからみてるのは良いかもしれませんが、いざ直接関わったら、精神的にやられてしまう気がします。

 

負の面で捉えれば、DV男と周りから「なんであんな男と一緒にいるの?やめなよ。」って言ってるにもかかわらず、離れようとしない人との関係ってこういう感じだよな、と思いました。

一番の解決方法はやっぱり関わらないことかな、と。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★★

 

2016年に観た映画ランキング

 

1 「セッション」 2 「脳内ポイズンベリー」