映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「龍三と七人の子分たち」

北野武監督作品が割と好きです。

 

多分、一番最初に見た映画は、高校生の時に見たのは「HANA-BI」だっと思います。

そこから「菊次郎の夏」、「BROTHER」、「座頭市」、最近の作品だと「アウトレイジ」、「アウトレイジ ビヨンド」も観ています。

 

今挙げた作品を見たことがある人は分かると思いますが、僕が北野作品で良い印象を持っているのは大概「やくざ映画」です。

 

ということで、去年公開された北野武監督の新作やくざ映画である「龍三と七人の子分たち」を借りて観ました。

 

龍三と七人の子分たち [DVD]

 

監督本人がコメディアンなので、今まで(僕の中で)安定した作品を出している「やくざ」物に、コメディタッチがどう加わるのかが興味があったのですが、この作品で思ったのは、コメディタッチはいらない、ということでした。

 

最近の世相を反映させ、主人公を高齢者にしたり、抗争する相手組織が暴力団ではなく、○○連合としたり、話の最初に特殊詐欺を入れたりしているのですが、それら自体はリアルなものかもしれませんが、コメディにしてしまうことですべてが嘘っぽく成ってしまっているように感じました。

コメディならコメディで架空の、リアルさのかけらも感じさせないような世界を作っていればむしろ楽しめたかな、と思います。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★☆☆

 

2016年に観た映画ランキング

 

1 「セッション」 2 「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」 3 「さよなら歌舞伎町」 4 「ブルックリンの恋人たち」 5 「龍三と七人の子分たち」 6 「脳内ポイズンベリー」 7 「娚の一生」 8 「荒川アンダーザブリッジ」