映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「僕の妻のすべて」

この映画も、前回の「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」を借りたのと同様、2015年オススメの映画に入っていたので、全く知らない映画でしたが借りてみました。

 

僕の妻のすべて [DVD]

 

ストーリーは、日本(しかも震災の時)で出会って結婚した夫ドゥヒョンと妻ジョンインの話です。

結婚から7年経ち、恋愛の時とはもうまるで違ってきてしまった妻にうんざりし、なんとか離婚できないか、と考えた夫が、“伝説のカサノバ”ソンギに妻を誘惑してほしいと懇願します。

最初は、あんまり乗り気ではなかったソンギも本気になってきて、夫の願いも叶うかな、と思ったけれど…。

 

暗い話もなく笑えるコメディとして楽しめました。

設定自体は“伝説のカサノバ”とかでなければ、ありえそうな感じですし(まぁ、ここまでお膳立てしなくても、離婚のために相手の浮気・不倫を望んでいる人は割といそうです)。

 

この映画の中で僕が良かったというか、印象に残ったのは、妻のジョンインがずばずば言いたいことを言って、周囲と孤立する所です。

夫の会社関係者の家族が集まる場で、女性(つまり会社に勤めている男性の妻)たちに敬遠されるところ(というかケンカする)は、日本でもありえそうな感じで、僕なんかは胃が少し、キリッとしてしまうところでした。

 

でも、僕としては、少し笑えはしたものの、そこまで評価は高くなく、何故かというと、妻には一線を越えて欲しかったからです。

どうせなら、一線を越え、そこで夫がどういう態度になるのか、妻はどういうことになるのか、というところまで描いて欲しかったなぁ、と。

でも、そうするとコメディのままでは終わらなくなってしまうのですが。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★☆

 

2016年に観た映画ランキング

1 「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」 2 「セッション」 3 「アクト・オブ・キリング(劇場公開版)」 4 「シンプル・シモン」 5 「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」 6 「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」 7 「サンバ」 8 「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」 9 「デビルズ・ノット」 10 「僕の妻のすべて」 

 

11 「不機嫌なママにメルシィ!」 12 「さよなら歌舞伎町」 13 「ブルックリンの恋人たち」 14 「龍三と七人の子分たち」 15 「脳内ポイズンベリー」 16 「娚の一生」 17 「荒川アンダーザブリッジ」