映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「カーテンコール」

旧作なのでなぜ借りようとしたのか全く思い出せなかったのですが、観ていて思い出しました。

結構古い作品で2005年公開の映画です。

 

カーテンコール [DVD]

 

物語の舞台は山口県の下関で、ここの映画館を舞台に、この映画館で幕間芸人だった人を回顧するというものです。

主人公は現在雑誌の編集者をしている女性で、街にある映画館で、かつての映画館の隆盛期の話、そのときにいた幕間芸人の話を聞いていきます。

 

映画館の隆盛にはこの幕間芸人が欠かせない存在だったのですが、なぜか今は消息不明。

その理由が少しずつ分かってきます。

 

そして、映画館の話を聞きに来たはずが、幕間芸人とその家族が今どこでどのように暮らしているのかというところまで取材したいと思い、取材しに行くのだけれど…。

 

僕が何故観ようと思ったのかを書くと少しネタバレしてしまうのですが、この幕間芸人が朝鮮半島出身者という設定でした。

下関は、元々関釜航路という韓国の釜山と下関を結ぶ航路が戦前からあり、その関係で朝鮮半島との関わりが強い土地柄なのです。

実際に下関に行ったことや住んでいたことがあるわけではないのですが、下関の街の盛衰を映画館を通して描くとともに、下関なら当然出てくるであろう朝鮮半島との関わりも明らかになってきて、関わりがある土地柄にもかかわらず差別も根深くあることなども描かれていて、なかなか良い映画だと思いました。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★☆☆

 

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11 「サンバ」 12 「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」 13 「デビルズ・ノット」 14 「僕の妻のすべて」 15 「海街diary」 16 「不機嫌なママにメルシィ!」 17 「さよなら歌舞伎町」 18 「カーテンコール」 19 「あぜ道のダンディ」 20 「ブルックリンの恋人たち」

 

21 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 22 「龍三と七人の子分たち」 23 「脳内ポイズンベリー」 24 「娚の一生」 25 「荒川アンダーザブリッジ」