映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

破風山(2016年9月中旬)

山登りをはじめて、初めて(1人で)登ってみたのは、埼玉県の破風山(はっぷさん)です。

 

なぜここを選んだのかというと、モンベルの会報誌に載っていた【初級】の山の中で、「温泉めざしてトレッキング」というイベントで紹介されていたので、調べてみたところ、我が家からも日帰りで行けるところだったからです。

それに、最終的に温泉に入って来るという楽しみも出来るのが良いなと。

 

行ける山かどうかを調べるときに、我が家から日帰りで行けるかどうかが一番重要な問題にはなるものの、次に決め手になったのは、登山マップがあるかどうか、でした。

調べてみたら、破風山のある皆野町観光協会がハイキング・登山コースをいくつか紹介していて、そこに詳細な登山マップも印刷できるように載せてくれていました。

 

破風山ハイキング皆野町観光協会

 

破風山0001

 

ということで、マップを含め、ある程度の準備をし、当日に。

が、天気が悪く、どうしようかな、という、朝は曇りで、雨が降ってくる予報の中、最初から踏みとどまってしまうと、二度と行かなくなってしまうかな、という気持ちもあったので、行ってきました。

 

登山口までの我が家からの大まかな道のりは、池袋駅から西武池袋線西武秩父駅へ。

そこから徒歩で、秩父鉄道御花畑駅へ向かい(西武線が予定より少し遅れたため、予定していた電車には乗れず、1本(20分くらい)待ちました)、

 

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秩父鉄道皆野駅に到着しました。

 

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さて、ここから、破風山へ向かいます。

 

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荒川を渡ると、こんな看板を見つけました。

(とりあえず道を間違っていなかった事に安堵)

今回は、写真にある皆野アルプスコースを歩きます。

 

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先ほどの案内板の通り歩いていると、突然看板が。

畑だけど…、と思って入っていくと、

 

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登山口がありました。

皆野町では、登山者をカウントしているらしく、入山する際に、カウントを1つ押しておく仕組みになっていました(木箱の中にカウント装置が置いてあります)。

が、それよりもビビったのが、その下にある【クマに注意!】の看板。

熊よけの鈴を忘れてきてしまったので、ビビりました(しかも、あとで聞いたところによると、今シーズンだけでこの辺で3回目撃されているとか…)。

 

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熊にビビりながらも、登山開始!と思いきや、ここ登るの!?という急斜面。

 

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ひたすら急斜面を登りつつ、熊よけの鈴を忘れた、とか、手袋を忘れた、とか、ポールも必要だな、とか思いながら、雨なのか、自分の汗なのかよく分からないものの、ビショビショになりながら、とりあえず、外が見えるところまで来たと思ったら、何も見えず。

 

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男体拝まで来ても、同じでした。

 

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それでも構わず進んでいくと、破風山頂直前で休憩場所が。

雨もどんどん強くなってきたので、ここで食事休憩を取ることにしました。

 

この時、やっと今回の山登りで人に会いました。

2人組の男性でした。

 

休憩での楽しみは、これ。

 

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天気が悪くなる事は予想されていたので、昼食はおにぎりを買ってきて、温かいコーヒーを飲めるようにしておいたのです。

豆はツレが出張のお土産でくれたコナコーヒーで、その場で豆を挽き、お湯を沸かし飲みました。

山というシチュエーションもあるのかも知れませんが、おいしいコーヒーでした。

 

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休憩を終えて、再度出発すると、すぐに破風山頂(626.5m)に到着。

 

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やはりここでも全く何も見渡す事が出来ませんでした。

 

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ということで、山頂などで景色を楽しむ事が出来ないまま、すぐに下山です。

向かうのは、秩父札所になっている水潜寺で、この道はかつての巡礼者たちが通ったとされる古道です。

 

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川沿いにある道ということもあり、カエルにも何度か遭遇しましたが、この道での景色が風情があってとても良かったです。

 

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土砂崩れの跡みたいなところもありましたが、大きな岩があったり。

 

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そして、水潜寺に到着。

 

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札所になっているお寺ということもあり、とても趣のあるお寺でした。

 

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せっかく来たのに、ここでも御朱印帳を持って来忘れたことに気づき(でも雨で全身ビショビショだったので、忘れて良かったのかも)、手を合わせて水潜寺をあとにしました。

 

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水潜寺をあとにした後は、道路を進み、水と緑のふれあい館へ。

ここで何をするのかというと、温泉に入るのです!

 

水と緑のふれあい館皆野町

 

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入ってみると、こんなものが。

のだめカンタービレ』の作者である二ノ宮知子さんの出身地という事で、漫画やサインが飾ってありました。

 

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ちなみに温泉ですが、町営(?)施設のようで、温泉施設というには少し小さいですが、僕の入浴時には他にお客さんが2人しかいなかったので何の問題もありませんでした。

この水と緑のふれあい館の隣には満願の湯という温泉施設もありました。

帰り道に気づいたので、僕は水と緑のふれあい館に行きましたが、満願の湯の方が入浴料が高いようで、でも、とても人気が会うのか、かなりの人がいました(なので、逆に水と緑のふれあい館は人が少なかったのかな)。

 

温泉に入ったあとは、秩父温泉バス停からバスに乗り、皆野駅へ。

温泉にも入り、バスで駅まで行くので、もうここまで来れば安心安心、かと思っていたのですが、運転手がものすごい高齢で、天気も悪い上に、運転に少し不安を覚える感じだったので、駅に着くまでは戦々恐々としていました。

 

皆野駅からは、調べたら、東武東上線経由の方が池袋に早く着くようだったので、行きとは反対側の電車に乗り、寄居に行き、そこから東武東上線に乗り換え、さらに小川駅で快速に乗り換えて池袋まで帰ってきました。

 

装備も万端とは言えず、10年以上前に買った登山靴で行ったので、全身ビショビショになり、温泉に入った意味があったのかどうかあやしいですが、色々足りないものが分かったり、何より体力がないことも分かったので、良かったです。

(熊が今シーズン3回も目撃されている事や、下山するまで2人(1組)しか会わなかったのは肝を冷やしましたが…)