映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「この世界の片隅に」

去年(2016年)はブログの更新をしなかったので、途中で終わっていますが、実は約150作品の映画を観ました。

こんなに映画を観たのは高校生の時くらいで、映画館で見るのも子どもたちの付き添いがメインでしたが、自分1人でも見に行くようになりました。

 

ということで、2017年に入り、最初に観る映画は映画館で観たいなぁ、ということで、映画館に行って来ました。

観た映画はこの作品です↓

 

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この世界の片隅に(映画公式サイト)

 

元々「観たいなぁ」と思っていて、制作中からクラウドファンディングで制作費を募っているのも知っていました。

僕は原作になっている漫画↓がとても好きだったので、応援しよう、と思っていたらいつの間にか締め切られていて…(ゴメンナサイ)。

 

この世界の片隅に(上)

 

公開も大手メディア(特にTV)が諸般の事情から軒並み無視を決め込んでいた中、口コミで評判が広がり、公開期間が延長されたり、上映館が増えたので見に行くことが出来ました。

 

漫画が原作の映画作品って実写にするときは僕はものすごく期待しないし、実際観ても殆どの場合面白いと感じることはないのですが、この作品は実写でもなく、そのままアニメ作品にしているので、すんなり原作の世界観に入ることが出来ました。

 

前評判はあまり耳や目にすることはなかったのですが、それでも主役の声を演じた「のん」(能年玲奈)さんに対する賛否両論がちょっとだけ聞こえてきました。

なので、どうなるか少しこの主役の声に対して身構えていたのですが、全く問題ない、というか、主役の声にマッチしていて、観終わったあとには「この声しかない」という気になっていました。

 

昨年は「シン・ゴジラ」、「君の名は。」、そしてこの「この世界の片隅に」とアニメ&特撮邦画の当たり年という人が多かったのですが、確かにこの作品もとても良かったです。

この三作品、それぞれ映画館で観ましたが、僕はこの「この世界の片隅に」が一番良かったです。

 

戦争の時代の映画ということで、それだけでも色んな反応があるようですが、戦争の時代を切り取った映像として、この作品のように「市井の人々の生活」を残したものって以外と少ないように思います。

そういう意味で、(たとえフィクションだとしても)貴重なものだと思いますし、Eテレの障がいを持っている方々を中心に戦争を語る番組(たとえば「シリーズ戦後71年 わたしが見た“ろう者の戦争”」)のような重要な作品だと思いました。

 

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★★

 

2017年に観た映画ランキング

 

1 「この世界の片隅に