映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「プリデスティネーション」

(多分)僕がリクエストしてTSUTAYAディスカスから送られてきた映画です。

 

プリデスティネーション(字幕版)

 

映画『プリデスティネーション』(公式サイト)

 

原題 Predestination

製作年 2014年

製作国 オーストラリア

上映時間 97分

映倫区分 R15+

 

ストーリー(公式サイトより要約)

神出鬼没の連続爆弾魔フィズル・ボマーの凶行に市民が恐れおののく大都会。

 

バーに現れた青年ジョン(サラ・スヌーク)は、バーテンダーイーサン・ホーク)に数奇な身の上話を語りだす。ジョンはかつて女の子「ジェーン」として生まれ、孤児院で育ち、18歳の時に恋に落ちた流れ者との子を妊娠。しかし、その男はある日"忽然"と姿を消し、赤ん坊も何者かに誘拐されていた。そして、出産時の危機から命を救うため、自分は男になったと話す…。

 

ジョンの長い告白を聞き終えたバーテンダーは、思いもよらないことを切り出した。なぜかバーテンダーは青年がジェーンからジョンに改名したことを知っており、彼が憎む流れ者への復讐のチャンスを与えると言い出す。わけがわからず混乱に陥ったジョンを地下室に導いたバーテンダーは、"時標変界キット"と称する機械を取り出し、ある日時をセットする。「深呼吸して、目を閉じろ」。バーテンダーがそう告げた次の瞬間、ふたりは跡形もなく地下室から消失した。

 

感想

どういう内容の映画なのか全く忘れていたのですが、中々面白かったです。

 

でも、ストーリーを説明しようとすると、公式サイトで書かれている通りで、この公式サイトのストーリーを読んでしまうと、本当にほぼそのままの内容になっています。

もちろん、ジェーンの元恋人やフィズル・ボマーが誰なのかということが最後に明らかになるわけですが、それも勘の良い人ならば、公式サイトを見ただけで推測できてしまうのではないかと思います。

 

公式サイトを見なくても、映画を観ている途中から何となく想像出来てしまって、それこそ、バーテンダー自身が語っていた言葉通りのことが起きます(その言葉はさすがに書けませんが)。

 

未来の自分が過去の自分のもとに行き、【真実】を明らかにすることや、今の自分が未来の自分のもとに行き、【真実】を明らかにする、ということは、その【真実】にインパクトがあればあるほど面白みが出てくるのですが、僕自身は一つの【真実】が少し受け入れ難いものでした。

というのは、生理的に受け入れられないとかではなく、その循環が永遠に続いたら、そんなことは逆に起きなくなるのでは?と疑問を持ってしまうからです。

 

でも、100分に満たない映画で、登場人物も数人に限られている中で、ストーリーと展開によって、全くそのことを感じさせないところがとてもうまい映画だな、と思いました。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★☆

 

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11 「ハドソン川の奇跡」 / 12 「ラ・ラ・ランド」 / 13 「しあわせのかおり」 / 14 「REDリターンズ」 / 15 「 愛しき人生のつくりかた」 / 16 「ディーパンの闘い」 / 17 「プリデスティネーション」 / 18 「花様年華」 / 19 「EDEN/エデン」 / 20 「17歳」

 

21 「愛とセックス」(Sleeping With Other People) / 22 「後妻業の女」 / 23 「あと1センチの恋」 / 24 「海難1890」 / 25 「ホテルコパン」 / 26 「ロング・トレイル!」 / 27 「ワールド・ウォーZ」 / 28 「惑星のかけら」 / 29 「麦子さんと」 / 30 「超高速!参勤交代 リターンズ」

 

31 「カケラ」 / 32 「スプリング・ブレイカーズ」 / 33 「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」