映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「ドラッグ・ウォー / 毒戦」

先日、TSUTAYAディスカスで旧作が30泊31日で50円(税抜き&送料別)だったので、気になっていた映画をいくつか借りてみました。

まず最初に観たのはこの映画です。

 

ドラッグ・ウォー / 毒戦 [DVD]

 

作品データ映画.comより)

原題 毒戦 Drug War

製作年 2013年

製作国 香港・中国合作

上映時間 106分

映倫区分 PG12

 

内容(映画.comより要約)

中国・津海にあるコカイン製造工場で爆発が発生し、現場から逃走した車が衝突事故を起こす。車を運転していた香港出身のテンミンという男が病院に担ぎ込まれるが、麻薬捜査官のジャン警部は、テンミンが麻薬組織に大きなかかわりを持っていると察する。麻薬密造には死刑判決が下るため、減刑と引き換えでテンミンに捜査協力を要請したジャン警部は、テンミンの情報をもとに潜入捜査を開始。すると、中国全土だけでなく韓国や日本にまで勢力を拡大する麻薬シンジゲートと、その巨大組織を裏で操る「香港の7人衆」の存在が浮かび上がる。

 

感想

この映画を観たのは、僕が購読しているメルマガ(津田大介『メディアの現場』夜間飛行)で中原昌也さんと岸川真さんが映画について語る「最後にはだれかをブチのめすために」という連載で触れられていたからです。

この連載の中でのお二人の評価と僕の評価はかなり違うこともあるのですが、今回は文句なしに面白かったです。

 

あらすじはすでに上に書いた内容を読めば映画を観る前から分かりますが、それでも、テンミンが【生】に執着するあまり、どちらに転ぶか分からないところや、ジャン警部の絶対に逮捕するという執念が新しい展開を次々に生み出し、全く飽きさせませんでした。

キャラクターとして、聾の麻薬製造人が出て来ますが、聾であることに全く違和感を感じさせませんし、ある意味マイノリティだからこそテンミンとつながり、そのような仕事をしている、ということを想像させるものでした。

 

アクション映画、といってしまうと銃撃戦のようなシーンばっかりかというと、ジャン警部とテンミンを中心とした駆け引きもアクションと同様に重点が置かれ、そのバランスが見事でした。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★☆

 

2017年に観た映画ランキング

 

1 「さとにきたらええやん」 / 2 「この世界の片隅に」 / 3 「ドラッグ・ウォー / 毒戦」 / 4 「シチズンフォー スノーデンの暴露」 / 5 「帰ってきたヒトラー」 / 6 「SING/シング」(日本語吹替版) / 7 「奇跡の教室」 / 8 「ミッドナイト・イン・パリ」 / 9 「神様の思し召し」 / 10 「「her/世界でひとつの彼女」

 

11 「if i stay」 / 12 「ハドソン川の奇跡」 / 13 「ラ・ラ・ランド」 / 14 「しあわせのかおり」 / 15 「REDリターンズ」 / 16 「 愛しき人生のつくりかた」 / 17 「ディーパンの闘い」 / 18 「プリデスティネーション」 / 19 「花様年華」 / 20 「EDEN/エデン」

 

21 「17歳」 / 22 「愛とセックス」(Sleeping With Other People) / 23 「後妻業の女」 / 24 「あと1センチの恋」 / 25 「海難1890」 / 26 「ホテルコパン」 / 27 「ロング・トレイル!」 / 28 「ワールド・ウォーZ」 / 29 「惑星のかけら」 / 30 「麦子さんと」

 

31 「超高速!参勤交代 リターンズ」 / 32 「カケラ」 / 33 「スプリング・ブレイカーズ」 / 34 「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」