映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「ひるね姫」

ひるね姫 ~知らないワタシの物語~

 

映画「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」オフィシャルサイト

 

作品データ映画.comより)

製作年 2017年

製作国 日本

配給 ワーナー・ブラザース映画

上映時間 110分

映倫区分 G

 

ストーリー(オフィシャルサイトより)

岡山県倉敷市で父親と二人暮らしをしている森川ココネ。何の取り得も無い平凡な女子高生の彼女は、ついつい居眠りばかり。そんな彼女は最近、不思議なことに同じ夢ばかり見るようになる。

進路のこと、友達のこと、家族のこと…考えなければいけないことがたくさんある彼女は寝てばかりもいられない。無口で無愛想なココネの父親は、そんな彼女の様子を知ってか知らずか、自動車の改造にばかり明け暮れている。

2020年、東京オリンピックの3日前。突然父親が警察に逮捕され東京に連行される。どうしようもない父親ではあるが、そこまでの悪事を働いたとはどうしても思えない。ココネは次々と浮かび上がる謎を解決しようと、おさななじみの大学生モリオを連れて東京に向かう決意をする。その途上、彼女はいつも自分が見ている夢にこそ、事態を解決する鍵があることに気づく。

ココネは夢と現実をまたいだ不思議な旅に出る。その大きな冒険の末に見つけた、小さな真実とは…。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★☆☆☆

 

感想

何か他の映画を子どもたちと映画館に観に行った際、予告として流れていたのがこの映画です。

その時に、子どもたちが「観たい」と言っていたので、TSUTAYAディスカスで借りてみました。

 

ひるね姫」というタイトルなので、昼寝をしている間に、夢の世界と現実世界が交錯するというようなものを勝手に想像していたのですが、交錯するのではなく、混じり合ってい物語が進んでいきました。

その混じり合い具合が中途半端で、夢か幻か分からない世界、例えば小泉八雲が描いたような世界観でもなく、完全に夢と現実が分かれているかと言えばそうでもなく。

 

そして、現実の世界で起きていることも、シンプルに「こんなこと起きないだろう…」と思ってしまいました。

まぁ、現実に起きない物語だからダメ、と言うことではないのですが、必然性が全く感じられないというか。

この作品中の物語展開のあらゆるものに、その世界で何故そのようなことが起きるのか、という必然性を感じられませんでした。

 

あと、これはアニメ作品にはよく思うことですが、主人公の声を俳優が演じています。

ものすごい違和感があり、何故、声優を使わないのか意味が分かりません。

演じる、ということでは共通点があっても、声優と俳優は別物です。

同じ医者だからと、目がおかしいのに耳鼻科の医者に目を見てもらわないのと一緒です。

 

物語に最後まで違和感を抱き続けたのは、声に違和感を終始感じ続けていたこともあるかもしれません。