山と本と映画と自分

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「スプリット」

購読しているメールマガジン津田大介の『メディアの現場』)で月に一回くらい作家の中原昌也さんと編集者で作家の岸川真さんによる映画評が載っています。

その中で興味が沸いた映画をメモしているのですが、その中の作品が、Amazonでプライム対象になっていたので観てみました。 

 

スプリット (字幕版)

 

作品データ映画.comより)
原題 Split
製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
上映時間 117分
映倫区分 G

 

あらすじシネマトゥデイより)

高校生のケイシー(アニヤ・テイラー=ジョイ)は、クラスメートのクレア(ヘイリー・ルー・リチャードソン)の誕生パーティーに招待される。帰りは、彼女とクレアの親友マルシアジェシカ・スーラ)をクレアが車で送ってくれるが、途中で見ず知らずの男性(ジェームズ・マカヴォイ)が車に乗り込んでくる。彼に拉致された三人は、密室で目を覚まし……。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★☆☆

 

感想

中原さんと岸川さんの映画評では、「アンブレイカブル」と関連があるので、「アンブレイカブル」を観たあとに、ということだったのですが、あいにく、「アンブレイカブル」はAmazonプライムの対象ではなかったので、「スプリット」だけを観ました。

 

アンブレイカブル」との直接の関連を示す場面は、最後だけなので、「アンブレイカブル」を観ていなくてもそのままこの作品世界を楽しめる内容でした。

 

この作品のすごいところは、なんと言っても、解離性同一性障害(いわゆる「多重人格」)で23の人格を持つ(外見上)男を演じる、ジェームズ・マカヴォイの演技力です。

男性の様々な人格だけでなく、子どもや女性と、年齢や性別を超えた人格さえも、本当にその人格だというリアルさがありました。

 

また、男に誘拐された女子高生の1人であるケーシーを演じるアニャ・テイラー=ジョイも良かったです。

どこかで観たことがあったような気がしたので、調べてみたのですが、初見のようでした。

まだ20歳くらいのようですが、男の中に様々な人格を持っていることを見抜き、そして対峙していく様子をうまく演じているように感じました。

 

物語としては、やはり、「アンブレイカブル」を観ていた方が楽しめたんじゃないか、と思います。

最後の部分だけ明らかにつながりがあることがわかったものの、男の中の「ケビン」という人格は、「アンブレイカブル」とつながりがあることが暗示されていますし、僕が気づいていないだけで、もっといろんな場面でつながりがあるのだと思います。

 

この作品だけしか観ておらず、ラストの場面でケーシーがその後どうするのか、という点があの表情だけではわからなかったことから、★3つという評価にしましたが、「アンブレイカブル」を観た上だったら、もっと楽しめたのではないかと思います。