映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

ローリング

Amazonでオススメ作品として表示されたので観てみた作品です。

 

ローリング

 

映画【ローリング】ROLLING

 

作品データ映画.comより)
製作年 2015年
製作国 日本
配給 マグネタイズ
上映時間 93分

 

ストーリー(公式サイトより)

水戸のおしぼり業者で働く貫一は、10年前学校内で盗撮事件を起こし行方をくらましていた元高校教師の権藤と再会する。

権藤はかつての教え子たちにつかまり糾弾され面目を失い、さらに東京から連れて来ていたキャバクラ嬢みはりに貫一が一目惚れし権藤から奪ってしまう。

一方かつて権藤の盗撮した動画に録画されたある人物に目を付けた貫一の悪友たちによって、芸能事務所を巻き込んだ思わぬ騒動へと発展していく…。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★☆☆

 

感想

日本国内で、2015年第89回キネマ旬報日本映画ベストテンに入選したり、第25回日本映画プロフェッショナル大賞主演男優賞を受賞しているとのことですが、中途半端なリアルさが自分にとっては物語の中に入り込むのを難しくしていました。

 

盗撮によって免職になった元高校教師が教師をしていた街に戻ってきて、元教え子達と関わっていく、というものなのですが、元高校教師が人間としてくずなのは良いのですが、例えば、テレビが彼を取材し、放送するシーンなどでは撮影許可もモザイクもかけずに放送するなど、微妙に現実的ではない場面がちょくちょく出てきていました。

 

元高校教師を演じる川瀬陽太がナレーションもしていて、その声やトーンはとても良かったですし、主演で元教え子役の三浦貴大がとても上手だったのですが、逆に言えば、他の出演者たちの演技は「これは映画の演出で、わざとやっているのか?」と思うような場面も結構ありました。