映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「キツツキと雨」

Amazonの評価が高かったので観てみた作品です。 

 

キツツキと雨

 

作品データ映画.comより)
製作年 2011年
製作国 日本
配給 角川映画
上映時間 129分
映倫区分 G

 

あらすじシネマトゥデイより)
小さな山あいの村にやって来たゾンビ映画の撮影隊。なぜだか手伝うことになった木こりの克彦(役所広司)は、プレッシャーに弱く使えない新人監督の幸一(小栗旬)にイライラする。しかし、幸一は克彦との交流で自分を取り戻していき、二人のいい関係がイマイチかみ合わなかった撮影現場にも不思議な影響を与え始め……。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)

★★★★☆

 

感想

物語の内容としては、すごく大きな出来事があるわけでも、感動を呼ぶような展開があるわけでもないのですが、日常を丁寧に切り取っているように感じました。

 

山の中でいつものように1人で木を伐採していると、突然映画の撮影スタッフがやってくる。

邪険にするわけでも、歓迎するわけでもなく、その闖入者をそのまま受け入れていく。

 

木を切る作業を中断されても、車で送ってくれと頼まれても、仕事が出来ない、仕事のジャマだと言って拒否することもない(ちょっといらだつ時はあるけれど)。

 

日常にすっと入ってきた人たちをそのまま受け入れ、そのまま受け入れてくれたからこそ、若き映画監督である幸一も克彦に自身の気持ちを語り、頼るようになる。

 

 

克彦と幸一を演じる役所広司小栗旬だけでなく、助監督や克彦の息子浩一、撮影監督などには古舘寛治高良健吾嶋田久作などが演じていて、最近、他の邦画を観るようになってきたので、やっぱり、演技が上手な人は上手なんだよな、と改めてわかりました。