映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

年に1度の健康診断でハードルが下がったこと

先日、と言っても、このブログ、どんどんどんどん書き溜まっていっているので、もう何週間も前なのですが、職場で健康診断がありました。

毎年この時期にあるので、検査する項目自体も、健康診断をしてくれる職員さんや医師も毎年ほぼ同じなのですが、今年は自分の中で少し変化がありました。
 

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視力が少し落ちていたかな、という自覚していたことが明確になった、という変化もあるのですが、検査した項目ではなく、自分の中であった変化とは、心理的なハードルが少し下がったというものです。

健康診断を受ける前に、問診票に、自覚症状や既往歴を記入するのですが、その既往歴に「うつ」と書くことに毎年「なるべく隠したい」という気持ちを持っていました。

問診票と検査項目が書かれた紙が一緒になっていて、並んでいると、前の人の問診票が見えてしまうというか、見ようとすれば見えてしまうことがあります。
それはつまり、僕が最後にならない限り、他の人が見ようとすれば、僕が「うつ」だと書いていることが分かるわけで、なるべく知られたくないし、見られたくないと思っていました。

けれど、今年は、少しだけ「見られてしまったら見られてしまっても良いや」という気持ちになりました(本当は他人には見られないように環境にするように配慮が必要だとは思いますが)。

それは、平日聞いているラジオ番組(荻上チキSession-22)でパーソナリティで評論家の荻上チキさんが、今年に入ってから、割とよく自身が患っている「うつ」の話をしているからです。
荻上さんは仕事上、「うつ」を公開して被る損失やリスクよりも、公開した方が逆に負担が少なくなるという判断なのかも知れませんが、チキさんが番組の中で悲観することなく、淡々と自身の病気について語っているのを聞き、僕自身の心理的なハードルが少しだけ低くなったように感じました。

ブログでは公にしていますが、やはり職場で公にするのはかなり不安が大きいですし、なるべくなら知られたくありません。
でも、公にしている人がいる、ということが少しだけ勇気を与えてくれたように感じています。