映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「ベイウォッチ」

 花火大会に行こうという気持ちになったことは今まで一度もないのですが、夏になると、海に行って泳ぎたいなという気持ちになることがあります。
 海水の塩辛さや波の感じ、海から上がったあとのべとつく感じ、そして「当分海は良いや」という気持ちになること含め、一年に一回は海で泳ぎたいなと思っているのですが、結局結婚してから海で泳ぐ機会はなく、今も海から遠い所に住んでいるので、当分海に泳ぎに行く機会は訪れなさそうです。

 今回観た映画は、先日書いた「WE ARE YOUR FRIENDS」を観たあとに、「こんな作品も見ています」と表示された作品です。
 「WE ARE YOUR FRIENDS」で主演だったザック・エフロン、そして、「ワイルド・スピード」シリーズのドウェイン・ジョンソンが出演しつつ、評価も割と高かったので観てみました。

 


ベイウォッチ - エクステンデッド・エディション(字幕版)

 

youtu.be

 

映画『ベイウォッチ』DVD公式サイト|パラマウント


作品データ映画.comより)
監督セス・ゴードン
原題 Baywatch
製作年 2017年
製作国 アメリ
上映時間 116分

 

ストーリー(公式サイトより)
水難救助隊「ベイウォッチ」を率いるミッチ・ブキャナンは、元オリンピックメダリストの生意気な新人マットに手を焼いていた。ある日、小型船が炎上しているとの情報が入り救出に向かった一同は、船内で不審な遺体を発見する。乗船者が覚醒剤を所持していたことから、犯罪組織の関わりを疑うミッチらは、クラブオーナーのヴィクトリアのパーティーへの潜入捜査に向かう。ビーチの平和を取り戻すため、ライフガードたちの壮絶バトルが始まる!

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★☆☆

 

感想
 レビューの評価が分かれていましたが、その理由は、頻繁に入る下ネタや、グラマーな女性たちのシーンの多用という、バカっぽさがあると思います。
 このバカっぽい作りがなぜ出てくるのかというと、そもそも「ベイウォッチ」は1989年から2001年まで11シーズンに渡ってアメリカで放送されていたテレビドラマで、その間に4年ほどスピンオフ版も放送されていました。
 この11シーズンも続いていたことや、スピンオフも4年ほど続いていたことから分かるように、アメリカでは広く知られた作品で、今回はキャストを一新して作られているものの、基本的には、テレビドラマを踏襲した作りになっています。

 なのでライフガードの女性たちはグラマーな美女たちで、必要もないのに胸元を開けていたり、今の時代でも許される範囲で下ネタを随所に入れて来ます。
 R15になっているのですが、セックスシーンはないので、この下ネタが指定の理由なのかも知れません。
 たとえば、ライフガードたちの共同シャワー室でロリー(ジョン・バス)がシャワーを浴びているときに、C.J.(ケリー・ロールバッハ)がランチを何にするか聞きに来るのですが、その会話の中に「ミートボール」や「ソーセージ」などの男性器の隠語が入ってきたりします。
 もっと直接的に、「ディック」(ちんこ)という言葉も頻出するのですが、この下ネタを含むバカさ加減を笑えるか、あるいは下品だといって一蹴してしまうかでこの映画への評価が全く違うものになるのではないかと思います。

 下ネタばかりかというと、炎上した船から救出するシーンや、コカインを密売し、ベイ(湾)一帯を所有しようと企むリーズ(プリヤンカー・チョープラー)とわかりやすい敵を設定しつつも、ライフセーバーの仕事ではないとにも関わらず、その企みを明らかにしようとする展開や、アクションシーンなども含まれています。

 しかし、残念なことは、ベイウォッチの「夏の海」という開放的な雰囲気の下ネタやバカっぽさは良いのですが、炎上する船から救出するシーンでのCGは今の時代としては見劣りする出来でした。
 予算が足りなかったのかも知れませんが、CGを作る予算がなかったのなら、船を炎上させるのではなく、違うアイデアでカバーするなど出来なかったのかな、と思いました。

 また、テレビシリーズで主役のマットを演じたデビッド・ハッセルホフ、C.J.パーカーを演じたパメラ・アンダーソンも登場します。
 テレビシリーズを少しでも知っている人には懐かしさを感じる展開なのではないかと思いますが、これは懐かしさの喚起ということの他に、今回の作品が多分、中国の影響で作られたことが影響しているのではないかと思います。
 クレジットでは中国資本が入っていることが分かるのですが、TVシリーズが中国で放送され、それで今回の作品が作られたのかな、と思います。
 今や映画は中国でいかに売れるかが重要な要素になっているので、テレビシリーズとどう絡んでいるのかを示さないと行けなかったのかも知れません。

 ちなみに、「WE ARE YOUR FRIENDS」でもザック・エフロンは引き締まった肉体を見せていましたが、今回の作品ではそれに拍車がかかりすぎて、不気味な肉体(失礼な表現かも知れませんが、ボディビルダーのような脂肪を極限までそぎ落とした黒光りする肉体)に見えました。