映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

二回目の調停

猛暑が少しやわらぎ、初めての調停から2ヶ月経った先月末、2回目の調停がありました。 

前回の調停からの2ヶ月で元配偶者との間で起きた出来事としては、大きく2つありました。

1.子どもたちが通う小学校において行われた運動会にて、子どもたちと接触することさえ阻むような対応を元配偶者が取る。
→運動会終了後、「調停委員から元配偶者は父親と子どもたちと面会させたいという希望を持っていると伝えられていたが違うのか?」とメールで質問。
→元配偶者は「そんなことは言っていない」と返答。
→調停委員から嘘の内容を伝えられていたことになるので、調停委員の対応に関して裁判所に抗議の上申書を送付。

2.7月上旬、元配偶者から突然面会の打診があり、第2回調停までに計3回の面会を実施(内1回は次男と長女のみ)。
 

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今回の調停の流れは、前回同様、申立人である僕から30分、相手方である元配偶者から30分話を聞く、という流れで行われました。

まず最初に、調停委員から話があったのは、上申書を受け取り、内容を確認したということです。
そして、その上で、今回の争点をもう一度確認されました。
今回の調停での争点は①内縁関係の解消、②子どもたちとの面会、③財産分与の3点です。

上申書の内容と争点を確認した上で僕がどのような希望を持っているのか確認され、以下のように伝えました。

①内縁関係は解消する。
②子どもたちが希望する際に面会する。
法律婚約10年、事実婚約2年間で形成された金融財産を均等に分割する。

その際、前回調停委員に「宿題」として課されていた僕の財産(預貯金、積み立ての保険など)一覧を、裁判所用と相手方用2枚を提出し、前回の調停で何か提出する場合は2部必要だということを教えてもらっていたので、調停に至るまでに話し合い、合意に至らなかった公正証書の文面案2部も提出しました。
ここまでで大体20分ちょっとかかり、控え室に行きました。

前回もそうだったのですが、そこから40分ちょっと待ちました。
そして、呼ばれて調停委員から示されたのは、まず、相手方(元配偶者)が、資産一覧の資料を1部しか用意していないということでした。
なので、結局裁判所としても資料として受け取ることは出来ず、相手方の資産が分からないということでした。
また、相手方は12年間で形成された金融資産ではなく、僕が大学院に通っていた際に借りていていた奨学金を相殺しつつ、5万円を支払う、とのことでした。

しかし、資産に関して一部は提出されていたので、この相手方が主張している財産分与に関して、僕がどのように考えているか聞かれ、再度「法律婚約10年、事実婚約2年間で形成された金融財産を均等に分割する」とのことを伝えました。
そして、それに加え、相手方の「奨学金分を相殺しつつ、5万円を支払う」というのは相手方が従来主張してきた内容と何ら変わることがなく、同じ主張をするのならば調停は不成立にし、裁判をしたいという旨を伝えました。

そして、控え室に行き、もう一度待ちました。
次に呼ばれた際には、財産分与の主張を元配偶者は変えることはなく、裁判になっても構わないという返答だったと伝えられました。

その上で伝えられたのは、3つの争点の内2つ、①内縁関係の解消、②子どもたちとの面会は合意出来るので、2つのみ合意を成立させ、③の財産分与を改めて申し立てるということをしてはどうか、という提案でした。
はっきり言ってそれが良い判断なのか全く分からなかったのですが、争点が1つになった方がわかりやすいこと、また、財産分与の場合は、調停→裁判ではなく、調停→審判→裁判という「審判」というものが入るということだったので、調停委員からの提案を受け入れる旨を伝えました。

そして、もう1度控え室へ。
今度は相手方(元配偶者)への確認です。
このあとすぐに呼ばれ、申立人(僕)も相手方(元配偶者)も調停委員からの提案(3つの争点の内、2つを合意成立させ、残る財産分与は改めて申し立てる)を受け入れたので、担当裁判官に確認します、とのことでまた控え室へ。

最後に呼ばれる際に、調停委員から「合意成立の確認は相手方とも同席するが大丈夫か」と確認されました。
そして、部屋に案内されると、そこには今までは調停委員2人だけでしたが、担当裁判官(女性、しかもカジュアルな服装)と担当書記官(男性、この方とは電話で何度か話したことがあり、電話での印象とあまり変わらず)が同席していました。

相手方が来る間に、質問があるか確認されたので、財産分与の申し立てを改めてするとなると、今回の調停で提出した書類(たとえば、法律婚を解消した際の戸籍謄本、事実婚時の住民票など)はどうなるのか、もう提出出来ないものもあるので(例えば住民票)どうなるのか質問しました。
いろいろと言われましたが、答えだけを記すと、結局、今回の調停内容を参考にするかどうかは次の裁判官次第とのことでした。

と、質問への返答を聞いている間に元配偶者が到着。
裁判官から、合意した内容について確認されました。
正式な文書がまだ届いていないのでどのような文面になっているか正確なところは分かりませんが、以下のようになりました。

①内縁関係の解消を相互に確認した。
②面会は、子らの福祉に配慮し行う。

上記2点が確認されたことをその場にいる6人が確認した上で、裁判官が退席しました。
そして、書記官から今回の調停調書がいるか聞かれ、「いる」と答えると、申立人は150円の収入印紙と署名捺印、相手方はその他に郵送代82円切手を提出するようにと伝えられました。
そしてその場で書名捺印し(実印を持っていなかったので指印)、家庭裁判所の地下1階にあるコンビニ(ファミマ)で収入印紙が買えることと、財産分与の申し立て書類等は1階の家事手続案内に行くように伝えられ、部屋を退席しました。

すぐに地下のコンビニ行き、150円分の収入印紙を買い、書類に添付し、17階に戻り、家事第4部書記官室に提出しました。

その後財産分与に関する申し立てをするために家事手続案内に行くのですが、ここは午後は13時からなので、20分ほど待ち向かいました。
長くなったので家事手続案内に行った際のこと、改めて提出した財産分与に関しての申し立てについては、改めて書きたいと思います。

こんな感じで、初めての調停は一部合意成立、一部改めて申し立てという形で終わりました。