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「毒島ゆり子のせきらら日記」

久しぶりにテレビドラマを見ました。
家にテレビがないこともありテレビドラマを見ることはないのですが、先月報道されていた元AKB48の前田敦子さんが結婚するという話題に関して、こんなツイートが流れていました。
 

 

俳優の新井浩文さんのツイートなのですが、気になったのは「毒島」という単語です。
「どくしま?」「どくじま?」と読めなかったので、調べてみたら、「ぶすじま」で、Amazonで無料で観られると共に、レビューの評価がかなり高かったので、ちょっと観てみようと思ったのでした。

 


毒島ゆり子のせきらら日記

 

テッペン!水ドラ!!『毒島ゆり子のせきらら日記』|TBSテレビ

作品データ
放送時間 木曜 0:10 - 0:40(水曜深夜)(30分)
放送期間 2016年4月21日 - 6月23日(10回)
放送国 日本
制作局 TBS
脚本 矢島弘

あらすじ
―第1話(公式サイトより)
あけぼの新聞文化芸能部に勤める毒島ゆり子(前田淳子)は、ある朝彼氏から別れを告げられていた。 突然の話に落ち込むゆり子・・・と思いきやすぐに別の彼氏である幅美登里(渡辺大知)に連絡をとっていた。そう、ゆり子は常に複数の男と関係を持つことを厭わない超恋愛体質女だったのだ。
そんなゆり子は念願だった政治部への異動を告げられる。しかも与党・誠心党の幹事長・黒田田助(片岡鶴太郎)の番記者という、異例の大抜擢だった。ゆり子は政治部への異動、そして他の彼氏に振られたことを美登里に報告する。美登里はゆり子の二股を容認しているのだ。しかもゆり子が二股をやめられない理由も理解しているようだが・・・。
ゆり子の政治部記者としての初日、国会では黒田が番記者たちを引き連れて質問攻めにあっていた。それもそのはず、「黒田が部下を引き連れて誠心党から分党するのでは?」という噂が飛び交っていたからだ。
早速キャップの安斎(近藤芳正)に連れられて黒田番としての仕事を始めるゆり子だが、なかなか他の記者の様に上手くいかない。そんな中、黒田ではなく側近の上神田(山崎銀之丞)に近づく記者がいた。あけぼの新聞のライバル社、共和新聞の小津翔太(新井浩文)だ。ゆり子の先輩記者・夏目(今藤洋子)曰く、 圧倒的なスクープを連発して、他社のみならず政治家たちからも一目置かれる存在だ。既婚者だという小津のことが気になるゆり子だが、彼女には自分に課したルールがあった。二股、三股を掛ける時は必ず相手に伝える。そして不倫はしない。自分を戒めるゆり子だったが・・・。

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★☆☆

感想
このドラマで毎回冒頭に表示される言葉があります。

このドラマを恋愛体質のすべての女性たちに捧げる


全十回、最後までこのドラマを観たのですが、毎回表示されるこの「恋愛体質」という表現、しっくり来ませんでした。
主人公ゆり子は基本的に二股三股をしていて、男が尽きることがありません。
確かにそれだけを見ればいつでも恋愛をしているというように見えるのですが、単に男に依存しているだけに見えました。

ゆり子が二股する理由としては、一人の男に裏切られたり、別れを切り出されても、もう一人がいれば傷が浅くて済む、というものなのですが、そのもう一人がいれば、ということ自体が、恋愛体質ではなく、依存なのだと思います。

依存だと思う理由としては、仕事場で出会う、既婚者の小津のくだらない嘘を見抜けない点からも分かります。
恋愛で周りが何も見えない、とかいうレベルではなく、どこからどう見てもくだらない嘘で、その嘘を見抜けないこと自体は恋愛に夢中だからということで理解出来ても、そのくだらない嘘に振り回されないように、ゆり子は複数の男と付き合っていたのではないか、と。

なぜ今まで複数の男と付き合う生き方をしてきたのに、突然小津という年齢が離れた既婚者という、メリットとしては年収くらいの男と簡単に結婚に踏み出せるのか。
ゆり子も小津も新聞社の政治記者
年収も社会的地位も同じくらいの立場です。

それなのに、なぜ、年齢の離れた既婚者と結婚しようとするのか、1話が30分ほどということもあり、深掘りというか二人の関係を丁寧に描けていないのかも知れませんが、理解出来ませんでした。
ラストではようやく男への依存から自立する姿が描かれますが、父親に裏切られたというのなら、なぜ男性不信から、男性とは深く関わらないという方向ではなく、何人も関わるという方向にゆり子が進むことになったのか示して欲しかったです。

最近知られてきた一種のポリアモニーということになのかもしれませんが、そもそも二股だと知らせつつ付き合い始めたとしても、相手の男たちが受け入れていない点で、やっぱりポリアモニーとは言えないのような気もします。