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「ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う」

Amazonでオススメ作品か何かで表示された作品で、全く知らない作品だったのですが、出演が竹中直人大竹しのぶと有名な俳優が出ていることもあり、観てみました。


ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う ディレクターズ・カット 完全版

 

youtu.be

 

ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う : 角川映画

作品データ映画.comより)
監督・脚本 石井隆
製作年 2010年
製作国 日本
配給 クロックワークス
上映時間 135分
映倫区分 R18+

ストーリー(公式サイトより抜粋)
毋・あゆみ(大竹しのぶ)、姉・桃(井上晴美)、そしてまだ少女のおもかげを残すれん、(佐藤寛子)の美人三毋娘を目当てにバーは賑わっている。
既に男には何の幻想も抱かなくなっているこの毋娘には、大きな夢があった。
大金持ちになってボロビルを建て直し、働かずに贅沢を極め、セレブな人生を送ること――。
日々の売り上げだけでは一生かかっても夢が果たせないと知っている彼女たちは、高齢者を色香で惑わせて内縁関係になり、保険をかけて、時期を待ち、殺す。それを自殺に見せかけるために遺体を富士山麓の自殺の名所、青木ヶ原の奥地に運んで、そこで骨になるまで放置する――。
彼女たちは遺体を放置して骨にすることを、ワインの熟成に喩えて“熟成させる”と呼び、熟成させるための青木ヶ原の奥地を、キリスト教会前の広場を意味する“ドゥオーモ”と呼んでいる。
約1年間にわたり内縁関係を持っていた老人が、自分に1億の保険金がかけられていることに気づき、桃は、つい台所の包丁を持ち出し、老人を刺し殺してしまう。
母娘3人は、もはや“使い物にならない”老人の死体を仕方なくバラバラに解体して森のなかに捨てることに。しかし、3人はそのバラバラにした死体を入れた寸胴に、老人が嵌めていた超高級腕時計ロレックスが混ざり込んだことに気付かなかった。
百万円もするロレックスが勿体ない、誰かに拾われでもしたら製造番号からアシがつくかも知れない――!
れんは少女のような装いで、代行屋紅次郎の事務所を訪ねる。
儚げな黒髪の少女れんにほだされて、れんと一緒に紅次郎のロレックス捜しが始まった。
広い樹海の中で、小さなロレックスが見つかるわけがない。しかし目には見えない因縁に導かれたかのように、次郎は偶然にもそのロレックスを見つけることに成功する。どす黒く得体のしれない肉塊のようなものがこびりついたロレックスを・・・。

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★☆☆☆


感想
公式サイトにはほぼすべての流れが書いてあるので、もはやこのストーリーを読んでしまえば、あとは何が残るかといえば、俳優たちの演技や舞台になります。
特にこの作品では、れんを演じる佐藤寛子が裸になるシーンがあるので、制作した人たちもそれがメインだと定めているようで、不必要な場面でも佐藤寛子がとにかく脱ぎます。

確かにきれいな裸だとは思うのですが、女性のきれいな裸を観たいだけだったら、絵画や写真でいろんな作品があるので、映画に「女性のきれいな裸」をメインに求めている訳ではない身としては、逆になぜこの場面で脱ぐのか、とか、なぜこの裸になっているシーンをこんなにも引き延ばすのかと疑問に思いました。

メインストーリーは公式サイトでも書かれているので、そこに深入りせずに横道の話をすると、佐藤寛子が自分の身体にむち打つシーンがあるのですが、この光景が、キリスト教の修道士たちが禁欲のためにむち打ちを行っている光景と自分の中でリンクしてしまい、なんだかこの作品でのむち打ちのシーンが生ぬるくて笑ってしまいました。
修道士たちは自分の皮膚がさけ、肉が出る程までに自分でむち打つこともあるのですが、それに比べたら、このシーンは単に佐藤寛子の裸を見せたいだけなのではないか、と。

メインストーリーでは、保険金殺人ということで、この作品にも出演している、大竹しのぶが主演した「後妻業の女」のようなテンポのある展開になるのかな、と最初少し期待したのですが、全く違って、ただただ泥沼に陥り、竹中直人演じる紅次郎もなぜこんなことに巻き込まれているのか、否応なし、あるいは狡猾に巻き込まれるわけでもなく、何をしたくてこんなことになっているのか、よく分からなかったです。

また、最後に拳銃が出てきますが、ヤクザ映画でもないのに、拳銃を撃つシーンが入ったことも、興ざめした理由です。

ちなみに、この作品で一番関心を持ったのは、ラストにかけて出てくる舞台(ロケ地)です。
初めて観る場所で、こんなところが日本にもあるんだ、と思って調べてみたら、大谷石地下採掘場跡という所のようでした。
今度行ってみたいな、と思います。

大谷石地下採掘場跡 - 大谷資料館