「アイアンマン」
この前「アイアンマン3」を観たら、「アイアンマン」シリーズとしては終わるような感じだったので改めて「アイアンマン」を観返してみることにしました。
今回は、TSUTAYAディスカスで旧作が100円くらいで借りられた時に借りてみました。
マーベル作品の内【フェイズ1】6作品は以下の通りです。
「アイアンマン」
「インクレディブル・ハルク」
「アイアンマン2」
「マイティ・ソー」
「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」
「アベンジャーズ」
マーベル作品を通して観るなら、最初の作品になるので、テレビで放送しているときに何回か観たことがあったのですが、改めて観ることにしました。
アイアンマン(字幕版)
作品データ(映画.comより)
監督 ジョン・ファブロー
原題 Iron Man
製作年 2008年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間 125分
あらすじ(シネマトゥデイより)
億万長者で発明家の軍需産業会社社長トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、視察に訪れた軍のキャンプでテロリストの奇襲に遭い、胸を負傷してしまう。やがて自分の会社の兵器がテロリストに悪用されている衝撃の事実を知ったトニーは、自ら戦闘用のスーツを作り、“アイアンマン”となってテロリストに闘いを挑む。
勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★★☆
感想
「アイアンマン」の物語の始まりとして、またアベンジャーズにつながる物語の始まりとして考えると、改めて見返して良かったと思います。
トニーがなぜ「アイアンマン」になったのか、そして、「アイアンマン3」を観終わっているからこそ、「アイアンマン」の最初と最後のつながりが分かりました。
それは、胸のアーク・リアクターをなぜ取り付けることになったのか、ということから始まり、スーツを作るようになった理由と経緯といったヒーローとしての「アイアンマン」の流れであるとともに、最初は秘書だったペッパーとの関係が変化していく様子のことでもあります。
物語の内容としては、何回か観たことがあったので、覚えている箇所も多く、目新しさはないものの、武器を製造すること自体が持っている絶対悪、つまり、使う者とその名目によって悪と正義に変わるだけで、武器自体が人を傷つけるものであることを問うきっかけの内容になっていると思いました。
トニーとしては単に自分が持っている技術を高めただけ、そして、自分が正義だと思っている側にその技術を使った武器を提供しているだけで、今まで問われることのなかった倫理というものを、実際にその武器がどのようにして使われているかを目にすることによって初めて、自分が持っている技術とそこから作り出される武器によって、多くの人が傷つくのだと言うことを知る、というものでした。
トニーが浮世離れしているとか、無邪気だとポジティブに捉えることも出来るのかも知れませんが、現代においては、何かを作り出すこと、また売るということには、買った人、それを使う人がどのように使うのか、どのような影響があるのか、という今まで責任を負わなくても問題がないとされていたことまでも問われているという、人や企業に課せられている倫理的課題をうまく描き出していると思いました。