映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」

 マーベル作品鑑賞、今回は「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」です。
 前回「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」を観ましたが、そのすぐあとに公開された作品です。
 前回同様、TSUTAYAディスカスで一枚80円くらいだったときに借りました。

ちなみに【フェイズ2】の作品は以下の順番になっています。
アイアンマン3」(2013年公開)
マイティ・ソー/ダーク・ワールド」(2013年公開)
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」(2014年公開)
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(2014年公開)
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」(2015年公開)
アントマン」(2015年公開) 


キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー (字幕版)

 

youtu.be


キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー|ブルーレイ・デジタル配信|ディズニー


作品データ映画.comより)
監督 アンソニー・ルッソ
原題 Captain America: The Winter Soldier
製作年 2014年
製作国 アメリ
配給 ディズニー
上映時間 136分
映倫区分 G
上映方式 2D/3D

内容(ディズニー紹介ページより)
アベンジャーズの戦いから2年。アベンジャーズのメンバーであるキャプテン・アメリカ、ニック・フューリー、ブラック・ウィドウは、これまで共に戦ってきた仲間である国際平和維持組織シールドから、突然生命を狙われる。巨大な包囲網を逃れ、逃亡者となった彼らであったが、謎の暗殺者“ウィンター・ソルジャー”が立ちはだかる…。誰が味方なのか、そして真の敵は誰なのか?正義をかけた究極の戦いが幕を開ける。

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★★☆

感想
 前回観た「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」は宇宙での戦いで、それが自分としては世界観にうまくなじめない理由になっていたのですが、この作品、「キャプテン・アメリカ」では、舞台はもちろん地球なので、なじめない感じは全くありませんでした。

 物語の展開としても、ウィンター・ソルジャーの素顔が徐々に明らかになっていく様子と共に、変わってしまった(変えられてしまった)友人を見捨てることが出来るか、ということのスティーブの姿勢がとても良かったです。

 映画のように無理矢理記憶も肉体も改造されてしまう、ということは身近な出来事には感じないかも知れませんが、例えば病気によって、それまでとは性格が全く違ってしまったかのようになってしまったり、あるいは、事故や病気によって、記憶をなくしたり、肉体が大きく変わってしまって、それもあって、性格まで変わってしまう、ということは身近にある出来事です。
 そして、例えば認知症の症状が進んだパートナーや親が、性格が変わったかのようだけでなく、自分に向かって強烈な嫌悪や暴言、暴力をしてくる。

 自分が知っている相手はこんな性格じゃなかった、こんな人じゃなかった、と見捨てることが、自分の身を守る手段としては一番簡単で確実な方法です。
 けれど、パートナーや親を介護する多くの人のように、そんなに簡単に見捨てることはできません。

 スティーブはそういった相手、つまり、自分を殺そうとまで変わってしまった相手に対してどう向き合うのか。
 スティーブと友人との展開ではありますが、自分にとって一番身近な人間が何らかの病気や事故によって「豹変」してしまったときに、自分がどうするのか、という、どんな人にとっても身近な話題だと感じました。

 そのときの1つの大切なポイントだと僕が感じたのは、スティーブに「仲間」がいることです。
 以前からの仲間であるナターシャ、そして、新しく仲間に加わったファルコンの存在です。
 ひとりだけで向き合うことは難しく、自分にも支えてもらう人が必要で、だからこそ誰かを支えることが出来る。
 これがこの映画のメッセージかな、と感じました。