映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」

 マーベル作品時系列鑑賞、前回は【フェイズ2】最後の作品、「アントマン」を観たので、今回から【フェイズ3】に入ります。
 【フェイズ3】の作品は以下の通りです。
 ちなみに、今回もTSUTAYAディスカスで旧作88円だったので借りて観ましたが、これ以降の作品はまだ旧作に該当していなかったので、次の「ドクター・ストレンジ」を観るのはしばらくあとになりそうです。
 
【フェイズ3】
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年公開)
ドクター・ストレンジ」(2017年公開)
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシ―:リミックス」(2017年公開)
スパイダーマン・ホームカミング」(2017年公開)
マイティ・ソー/バトルロイヤル」(2017年公開)
ブラックパンサー」(2018年公開)
アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー」(2018年公開)
アントマン&ワスプ」(2018年公開)


シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ (字幕版)

 

youtu.be

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ|映画/ブルーレイ・デジタル配信|マーベル|Marvel|

作品データ映画.comより)
監督 アンソニー・ルッソジョー・ルッソ
原題 Captain America: Civil War
製作年 2016年
製作国 アメリ
配給 ディズニー
上映時間 148分
映倫区分 G

ストーリー(ディズニー作品紹介ページより)
人類の平和を守るためのアベンジャーズによる戦いは、全世界に拡大。
多くを救う反面、その人的・物的被害は膨大なものになり、ついにアベンジャーズは国際的な政府組織の管理下に置かれる事態に。
一般市民を危険にさらしたという、罪の意識を持つアイアンマンことトニー・スタークと自らの行動は自らが決めるべきという信念のキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースは、それに強く反発する。
彼らの対立が生み出す一触即発の緊張の中、壮絶なテロ事件が発生。
犯人として、キャプテン・アメリカのかつての親友ウィンター・ソルジャーことバッキーが指名手配された。
“過去”を共にした無二の親友か、未来を共にするはずのアイアンマンら仲間との友情か。
ふたつの絆で揺れるキャプテン・アメリカの決断は、最強チーム<アベンジャーズ>を二つに引き裂く“禁断の戦い”を告げるものとなるのだった…

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★★☆

感想
 タイトルに「キャプテン・アメリカ」と入っていますが、流れとしては、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の続きです。
 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」でアベンジャーズのメンバーになった、スカーレット・ウィッチ、ヴィジョンに、「アントマン」のラストシーンであったようにアントマンと、今作では新たにブラックパンサースパイダーマンを加え、ヒーロー同士での戦いが始まります。

 今回の戦いでは今までのような明確な、分かりやすい「悪」や「敵」が示されることはなく、あくまでも「正義」対「正義」の戦いです。
 どちらも「正義」や「平和」のために行動していて、お互い仲間として一緒に戦ったこともあるのに対立してしまう。

 その対立を根深いものにする「過去の行い」が、徐々に明らかになってくる展開は衝撃的でもあったのですが、両親の死の真相が分かって激昂するトニー(アイアンマン)もかつては自分が作った武器でスカーレット・ウィッチの両親などを殺した過去があります。
 それらのことを一切考えないで自分の「正しさ」を求めるトニーに対して、ロマノフ(ブラック・ウィドウ)がたしなめたりするのですが、それに耳を傾けることはなく、深刻な対立になってしまう。

 この作品の中で印象的だったのは、国務長官とトニーとのやりとりで、キャプテン・アメリカらに攻撃をしようとする国務長官に言ったトニーの言葉です。

「銃弾では彼らに敵いません。」

 

 これは、単に銃弾では倒すことが出来ない、という肉体的な直接の意味もあるのでしょうが、それと共に、「考え方」のことでもあると思います。
 銃弾=攻撃だけでは、彼らの考え方を倒すこと(変えること)は出来ない。

 トニー自身もそれが分かっていて、話し合いをしようとしに行くのだけれど、逆にトニーが激高することによって、対立してしまう。
 対立したままでほぼ何も解決しなかったけれど、銃弾では倒せなかった彼らと今後どのように関わっていくのか、楽しみです。