映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。」

 実話を元にした作品ということで、本にもなっているようですが(モギサン、モギ奥サン『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』)、僕が知ったのは、NAVERでのまとめです。
 

「ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど」の台湾女子×日本男子カップルが素敵すぎる! - NAVER まとめ


 (自分には到底縁が無いけれど)微笑ましいな、という記憶があって、映画になっていたことは知らなかったのですが、Amazonプライムで紹介されたので、観てみました。


ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。

 

youtu.be

 

映画「ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。」

 

作品データ映画.comより)
監督 谷内田彰久
製作年 2016年
製作国 日本・台湾合作
配給 朝日新聞社、アティカス
上映時間 94分
映倫区分 G

 

ストーリー(公式サイトより)
その恋はFacebookから始まった
台湾に住む元気いっぱいの女の子リン。日本のドラマやアニメが大好きで、通っている大学でも日本語を専攻するくらいの立派なジャパオタ。日本を襲った震災の話で世界が揺れているとき、リンのFacebookに一通のメッセージが届いた。日本人青年からのメッセージだった。彼の名前は「モギ」。 モギは震災で復興支援に協力的な台湾の国民性や親日感情を知り、興味を抱き、まだ見ぬリンにメッセージを送ったのだった。友達申請を承諾したリンは、茂木とのFacebookでのやり取りが始まった。内容はたわいもない事や、日本の事、お互いの悩みや日々の出来事。そして迎えたゴールデンウィーク。台湾で初めて顔を合わせる二人。その時間はあっと言う間だったが、二人の距離はより一層縮まり、その日を境に、たわいもなかったFacebook上でのチャットがリンとモギとのオンラインデートとなった。内容は相変わらずだったが、二人は幸せだった。お互いの気持ちはいつしか海を越えた。

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★★☆

感想
 実話を元にしていて、ラストの展開も分かっている上で観ているので、ただただ「微笑ましい」内容でした。
 台湾で暮らす、大学で日本語学科に通うリンと、日本で設計士(この映画では殆ど仕事の内容は触れられない)の茂木が、東日本大震災に関してのFacebookで出会うことになり、交流を重ねる内に恋愛に発展し、やがて結婚することになる、というものです。

 リンの大学卒業が描かれつつも、就職はせずにバイトで過ごしている様子や、リンを演じる簡嫚書の何カ所かにある入れ墨が気になるものの(ダメとかではなく、何が彫られているのか知りたいなという意味です)、90分ほどの作品なので、ハッピーな話をハッピーな気持ちで最後まで観ることが出来ました。

 けれど、逆に言えば、90分で終わらせないで、もう少し時間を延ばしつつも、二人の内面(例えば度々触れられるそれぞれが以前交際していた相手との出来事やそれ以降の気持ち)や、リンが日本に来てから各地を旅する様子ももっとゆっくり描いても良いのではないか、と思いました。

 最後に、胎児のエコー画像が出てくるので、子どもも授かったのだと思いますが、今でも幸せに暮らしていると良いな、と思います。