ブラックバイト(パート)を辞めるまで(後編)
*過去の出来事です。
内定が出たので、新しく責任者になったパート先の社員さんに退職を伝えたのですが、「いつ退職するのか」が問題になりました。
最初に交わした労働契約書は3ヶ月の試用期間だけのもので、その後の労働契約は交わしていませんでした。
しかし、その試用期間の労働契約書には、「自己都合退職の手続き(退職する30日以上前に届出)」とあり、そもそも退職を伝えた期間は労働契約を結んではいなかったので、すぐにでも退職することが可能なのですが、責任者が交代し、新しい責任者も入社して間もなかったりと店舗内がかなり混乱していたので、30日は勤めるつもりで退職を伝えたのでした。
ですが、この退職日をめぐって、ハラスメント上司ともめることになりました。
簡単に言えば、退職の引き延ばしをされました。
このハラスメント上司、業務上でのあらゆることを電話で求めて来る人でした。
メールですぐ済むものでも必ず電話を求めてきて、直接会って話さないといけないときも、必ず「君の意見は聞いていない」とか言ってくる人なので、退職日について、店舗責任者に伝える際、メールのCCでこのハラスメント上司(部長)にも送ったところ、電話攻撃を受けました。
携帯に知らない番号から電話がかかってきて、普段なら知らない番号は出ませんが、就活もしていた時期なので電話に出たら、そのハラスメント上司からでした。
が、すぐに「今無理です」と言って切り、その後もハラスメント上司から何回も電話が来て、留守番電話にも「電話しろ」という内容が入っていましたが、僕からは電話は一切せずに、その後のやり取りはすべてメールで行いました。
やりとりした内容は、退職日を巡るものです。
ハラスメント上司は退職日を○月××日と聞いていた、と主張し、それに対し、僕は□月いっぱい(○月の前月末)と伝えていた、というやりとりをしました。
ブラック企業あるあるですが、こういうやりとりが記録として残ることを恐れているようで、メールでも必ず電話をしてくるように求められましたが、(記録が残らないので)僕からは一切電話はせず、すべてメールでやりとりしました。
あまりにも何回も電話が来ること、退職日について齟齬があるのは、前責任者や現責任者とハラスメント上司との連絡に齟齬があるからなので、もし、受け入れずに退職を引き延ばすのなら労働基準監督署に相談に行きますと書いたら、メールの文面が急変し、結局、僕が伝えていた退職日での退職が決まりました…。
このメールでのやり取りは、同僚のパートさんの中で一番信頼できる方と、大学の同級生に相談しながらだったのですが、それらの方々に相談しなかったら、電話に出てしまって、オレオレ詐欺と一緒で相手に言いくるめられていたのではないか、と思います。
これで、晴れて退職が決まった、と思ったのですが、実はこれでは終わりませんでした…。
(ちなみに、8年続けていたもう一つの仕事では、責任者に伝えたら、その場ですぐに管理職が来て、一緒に説明し、急な退職にも関わらず8年間の労いの言葉と内定が出たことを喜んでもらえました。)