映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「ダーティ・グランパ」

*今後、 毎日の更新は難しくなるかも知れません。
 なるべく毎日更新できるようにしたいとは思っていますが、ご了承下さい。
 もし、毎日読んで下さっている方がいらっしゃったら、申し訳ありません。
 (念のためですが、うつの悪化など健康面での理由ではありません。)

 先日からブログの冒頭に更新が難しくなるかも、と書いていますが、中々映画を観る時間を作れずにいます。
 映画を観始めると2時間くらい必要なので、隙間時間に見るということが難しいことが一番の理由です。

 まとまった時間が無いことよりも、精神的な余裕がないことが理由なのですが、とにかく笑いたいと思って選んだのが今回の作品です。
 Amazonプライムザック・エフロンの作品を何作か(「WE ARE YOUR FRIENDS ウィ・アー・ユア・フレンズ」「ベイウォッチ」「セブンティーン・アゲイン」)見た後に表示され、レビューの評価が高かったのでチェックしていました。

 レビューで楽しいということが書いてあったので、見てみました。

 


ダーティ・グランパ(字幕版)

 

youtu.be

 

映画「ダーティ・グランパ」公式サイト

 

作品データ映画.comより)
監督 ダン・メイザー
原題 Dirty Grandpa
製作年 2016年
製作国 アメリ
配給 REGENTS、日活
上映時間 102分
映倫区分 R15+

 

ストーリー(公式サイトより)
1週間後に結婚を控えた真面目過ぎる弁護士ジェイソンは、突然の祖母の訃報を受け、葬式に駆けつけるが、妻に先立たれ意気消沈した祖父ディックから半ば強引に誘われ、祖母の思い出の地であるフロリダへの傷心旅行に渋々お供することに。ところが、40年ぶりの独身生活を満喫する自由過ぎるディックは、朝から酒をがぶ飲みしながら、葉巻を吹かし、ゴルフ場でのナンパに始まり、挙句の果てにはデイトナビーチで完全に羽目を外して大暴れ。年齢も性格も全く違うふたりの珍道中の行く末は・・・?

 

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★★☆

感想
 内容はタイトルの通り、ダーティ・グランパ=悪いじいさん、ってことで、とにかくじいさんを演じるロバート・デ・ニーロが演技は言うまでも無く身体作りもしていて、本当にこの人は名優だった、と思わせる作品になっています。

 ロバート・デ・ニーロがおじいちゃんディック、ザック・エフロンが孫ジェイソンという役で、あまり近しい存在でもなかった2人がディックの提案で旅行に出かけることになり、そこでのドタバタ劇を通して、ジェイソンが自分の生き方を見つけていく、という物語になっています。

 とにかく下品なので、下品な表現が嫌な人は楽しめないかも知れませんが、ゲイに対するレイシストなのかと思わせつつも、実はギリギリの所をせめて相手との距離を詰めていく様子など、これはロバート・デ・ニーロじゃなきゃというか、じいさんじゃなきゃ難しいよな、という点も含め、そのギリギリさがスリリングで僕はとても楽しかったです。

 で、映画の中身では無く、僕個人の話をすると、僕の祖父の内1人は僕が生まれる前に既に他界していて、もう1人の祖父も僕が5歳の時に93歳で亡くなっています。
 なので、そもそもおじいちゃんと会話をした記憶さえないので、ディックがジェイソンを誘うまでそこまで親密な関係じゃ無かったとしても、会えて、話が出来る状態にあるということ自体がとても羨ましく感じました。
 僕にとっての祖父という存在は、2人とも殆ど写真の中にいる人物でしかなく、1人の方の祖父などはその写真自体がほぼないので、多分今目の前にいたとしても見分けることが出来ないくらいの存在です。

 その写真の中にいるような存在の祖父と、「大人になって旅行に行く」ということは、まさにフィクションの世界の出来事なのですが、だからこそ、この下品な展開でも僕は楽しめたのかも知れません。