映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「ぱいかじ南海作戦」

 Amazonプライムで観られる作品を眺めていたら表示された作品です。
 レビューの評価はそこまで高くはなかったのですが、原作が椎名誠ということで、小さい頃(小学生高学年の頃)、椎名誠の作品が好きでいくつか読んでいたので、観てみました。
 


ぱいかじ南海作戦

 

youtu.be

 

作品データ映画.comより)
監督 細川徹
製作年 2012年
製作国 日本
配給 キングレコード、ティ・ジョイ
上映時間 115分
映倫区分 G

あらすじシネマトゥデイより)
失業と離婚で失意の佐々木(阿部サダヲ)は気分を変えるために南の島を訪れるが、4人組のキャンプ生活者との酒宴で泥酔してしまい、全財産を奪われてしまう。途方に暮れる彼は、都会から来た青年オッコチ(永山絢斗)、関西弁を話すアパ(貫地谷しほり)とキミ(佐々木希)と出会い、その後共同生活を送るようになる。ある日、4人組ホームレスたちのうわさを聞きつけた佐々木は、財産の奪回と復讐(ふくしゅう)を企てることにするが……。

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★★☆

感想
 南の島とか南国とか、好きな人多いですよね。
 僕も縄文杉を見に屋久島へ行って来ましたし、沖縄には2回行ったことがあります。
 長期休みになると友人知人たちが沖縄やらハワイやらバリやらに行っているのをSNSで見かけると、僕も行きたいなぁ、と思います。

 でも、今の生活を忘れたいからとか、のんびりしたいからという理由でそれらの場所に行きたいなぁ、と思ったことはありません。
 屋久島もそうでしたが、基本的に僕は南の島でも、どこでも基本的に「あれを見たい」とか「あそこに行ってみたい」という動機で行くので、「のんびりしたいから」という理由でどこかに出かけたことはありません。
 のんびりするのなら、家でゴロゴロしているのが一番ですし。

 ということで、現実から逃れたいということで南の島にとりあえず来た、という感じはあまり僕にはしっくりこなかったのですが、結構面白かったです。
 最初は、主人公佐々木(阿部サダヲ)が何もかもを失って呆然としている所に来た青年オッコチへの態度に「痛いなぁ」と思って観ていたのですが、後半になり現れる2人の女性(アパとキミ)が加わってからの展開が面白かったです。

 最近ちょっと辛い出来事があって今も悩んでいるのですが、ばかばかしいなと思いつつも、最終的には生きていれば良いし、まぁ、なんとかなるもんなんだろうな、という気持ちが少し沸いたのが良かったです。