映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

学歴コンプレックス

 社会人となってからは大分経っていますが、かなり特殊な業界にいたので、初めての会社勤めに戸惑ったり、ものすごくストレスを感じたりしています。

 そもそもの業務内容はそこまで問題がないのですが、困っているのが、今まで僕の周りにあまりいなかったというか、真っ正面から剥き出されたことのない敵意のようなものです。

 あの人は僕に対してなんであんな態度を取るんだろう…、とものすごくストレスを感じて悩んでいたのですが、この投稿を読んで、ふと気付きました(あくまで推測ですが)。
 

note.mu

 
 上に載せた投稿は、東大卒の女性が社会に出てからさらされる様々な敵意について書かれたものです。
 男性なら「東大!すごいね!」「やっぱり、東大出は違うね!」と言われるのに、女性だと逆に「東大なのに、そんなこともしらないの!?」とか、「東大出てるんだから、当たり前でしょ」と言われてしまうということが書かれています。

 僕、別に東大出てる訳ではないのですが、1回も受験をせずに大学院まで出ていて、出身校も親の母校でもあるので、「学歴」にコンプレックスも憧れも何もありません。
(高校は地域枠推薦で父親の出身校に入学、大学は付属ではないのものの高校で決められた試験結果を取っていれば入学出来、しかも両親の母校。大学院は卒論審査での入学。)

 まともに受験したことがなく、親の母校を出ているので、身近な人と比べる機会もなかったので、東大にすごいんだろうな、とは思うけれど、それ以上の感想は特に抱きません。
 試験勉強頑張った(頑張れた)んだな、と。

 で、本題に戻すと、仕事が始まって、数週間経ってあった歓迎会後から僕に対しての態度が大きく変わった人がいました。
 僕の中では「何故?」と思ったのですが、多分ですが、聞かれたので答えた僕の出身大学と大学院を出ているということかな、と。

 「あいつ、○○大学出てるのに、こんななの?」とか「あいつ、大学院まで出てるのにこんなことも知らないの?」とか。

 直接言われたわけではないのであくまでも推測でしかありませんが、それ以外思い当たらないんですよね。
 今までももしかしたら、そういうことを思っている人はいたのかもしれませんが、今回のようにむき出しの敵意を向けられるのは初めてだったので、ビックリしました。

 こんなことを書いても何にもなりませんが、僕の祖父は明治生まれということもあり最終学歴は尋常小学校卒ですし、兄も高卒です。
 そもそもコンプレックスを抱かずに生きてこられたこと自体幸運なことなのかもしれませんが、これからも、コンプレックスとは距離を置いて生きていきたいな、と思います。