「さよなら、人類」
Amazonで観られる作品リストを眺めていたら、何となく気になり、短いこともあり観始めた作品です。
が、自分の記録には残っていなかったので、いつ見たのかは覚えていないのですが、観たことがある作品でした。
それでも、不思議な世界観の映画なので、そのままま観続けました。
さよなら、人類
作品データ(映画.comより)
監督 ロイ・アンダーソン
原題 En duva satt pa en gren och funderade pa tillvaron
製作年 2014年
製作国 スウェーデン・ノルウェー・フランス・ドイツ合作
配給 ビターズ・エンド
上映時間 100分
シノプシス(オフィシャルサイトより)
サムとヨナタンは面白グッズを売り歩く冴えないセールスマンコンビ。現代のドン・キホーテとサンチョ・パンサのように、さまざまな人生を目撃する。臨終の床の老女は、天国に持って行くために宝石の入ったバッグを死んでも放さない。フェリーの船長は船酔いするため理容師に転職。現代のバーに立ち寄るスウェーデン国王率いる18世紀の騎馬隊・・・。何をやっても上手くいかない人たちの哀しくも可笑しな人生。万華鏡のような世界へと私たちを誘ってくれる。
勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★★☆
感想
これほど感想を書くのが難しい作品はありません。
それに、星を付けていますが、結してオススメは出来ません。
10人に見せたら9人以上は、「なんでこんなものを勧めたんだ!?」と戸惑うと思います。
物語の内容は上に載せたオフィシャルサイトに載っているシノプシス(あらすじ)の通りで、サムとヨナタンというさえないというか、ホントにどうやって生活を成り立たせているのか分からない2人が目撃するというか、遭遇する様々な人たちの人生が描かれています。
一貫性があるのは、サムとヨナタンがいるということなので、短編をつないだような感じで、それぞれの「つながり」とか「意味」とかを見出そうとすると混乱する気がします。
実際に、僕が観たことがあると分かりつつも、観続けた理由はこれです。
前回観たとき、「なんなんだこの映画は!?」と戸惑いました。
その記憶があったので、今回は「もう一回観れば何か分かるかも」と思って観続けたのですが、やっぱり「つながり」とか「意味」とかはよく分からないままでした。
けれど、何となく印象に残るシュールさや場面というのがあって、そして何よりも「人生に悲観し、うまくいかないながらも生きている2人」というのを観ているだけで、「あぁ、僕も生きていて良いのかも」と思わせてもらえる感じがしました。