映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「ルドルフとイッパイアッテナ」

 Amazonで観られる作品を眺めていたら、以前、何かの映画を観た際に予告編が流れ、子どもたちが「これ知ってる!」と言っていた作品です。
  知ってる、というのは、児童書になっているからで(斉藤洋、杉浦範茂『ルドルフとイッパイアッテナ』)、子どもたちはかなり本を読むので読んだことがあったようです。

 


ルドルフとイッパイアッテナ

 

youtu.be

 

映画『ルドルフとイッパイアッテナ』公式サイト


作品データ映画.comより)
監督 湯山邦彦・榊原幹典
製作年 2016年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 89分
映倫区分 G

ストーリー(公式サイトより)
大好きなリエちゃんと岐阜で暮らしていた黒猫のルドルフ。
ある日、長距離トラックの荷台に迷い込んでしまう…。
目が覚めたルドルフがたどり着いた場所は、大都会・東京だった!
ルドルフは街で最も恐れられる巨大なボス猫・イッパイアッテナに出会う。
自分が住んでいた場所がわからないルドルフ。
故郷に帰れないことを知り、失望する…。
イッパイアッテナと一緒に行動するようになったルドルフは、ノラ猫としての生き方を、少しずつ教わっていく。
そして友だちになったブッチーから、みんなから恐れられるデビルという犬の存在を知らされる。
実はイッパイアッテナには人間には知られてはいけないすごい能力があった…!
それはいったい…!?

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★☆☆

感想
 
僕自身は原作を読んだこともなく、内容も知らないまま見ました。
 ちょっとした悲しみを含みつつ、ある意味ハッピーな終わり方になっている点でも児童書を読むような年齢の子ども向けには良いのかもしれません。

 が、ノラ猫や迷い猫を沢山飼っていた(家の前に置かれたりして)祖母の姿だったり、猫が車にひかれるのを目の前で見たことがあったり、ノラ猫の寿命の短さを知っている自分にとっては、「こんなに綺麗な世界じゃないんだよなぁ」と思ってしまいました。

 縄張り争いも厳しく、仔猫なら、他の猫によって殺されることもよくあることです。
 なので、まぁ、猫ということを抜きに、シンプルに成長物語として捉えれば良いのかもしれませんが、そうすると、映画よりも本で読んだ方が面白さが伝わるのかな、と思いました。