「ソラニン」
前から知っていたけれど、何となく見そびれてしまっていた映画。
そんな作品の一つです。
レビューの評価も高かったのと、(自分の体調的に)日本語の映画の方が良いと思い観てみました。
ソラニン
作品データ(映画.comより)
監督 三木孝浩
製作年 2010年
製作国 日本
配給 アスミック・エース
上映時間 126分
ストーリー(アスミック・エースより)
私は歌う。キミがいたことを証明するために。
切なく胸に鳴り響く、感動の青春恋愛映画
自由を求めて会社を辞めた芽衣子と、フリーターをしながらバンドを続ける種田。未来に確信が持てず、寄り添いながら東京の片隅で暮らす二人。だが、芽衣子の一言で、種田はあきらめかけた想いを繋ぐ。種田はバンド“ロッチ”の仲間たちと新曲「ソラニン」を完成させレコード会社に持ち込むが、反応のないまま日々は過ぎていく。そんなある日、種田がバイクで事故にあってしまう。遺された芽衣子は――。
勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★★☆
感想
出演している宮崎あおいが同世代で、同じく宮崎あおいと同世代の蒼井優が出ている作品は結構観てきたと思います。
僕自身は、蒼井優の方が好きな俳優ですが、この作品にはちょっと世代は違うけれど、桐谷健太、高良健吾、そして、中でも好きな俳優の伊藤歩がいます。
蒼井優は出ていませんが、宮崎あおい、桐谷健太、高良健吾、伊藤歩が出演しているということ、さらにサンボマスターの近藤洋一と、なんで今まで観なかったんだ、と思うキャスト陣でした。
W主演の宮崎あおいと高良健吾とは実年齢はちょっと違いますが、それを全く感じさせない内容になっていて、それこそ、公開された2010年に観ていたら全く違う感想を持っただろうな、というものでした。
大学を卒業し、数年経ち、惑う時期。
僕自身は、大学卒業後に就職せずに大学院に進み、その後も学校に通ったのと、大学卒業後すぐに結婚をしたので、大学卒業や就職したあとに、「これで良いのか?」と思う余裕もなく過ごしてきましたが、「これで良いのか?」「これが自分のやりたいことなのか?」ということは、色んなタイミングでやって来るのだと思います。
多くの人にとっては、大学卒業後数年というタイミングなのでしょうが、それ以外の時期に来る人は来るのだと思います。
一番肝心なのは、それを考えたことがあるか、そのことを経験したことがあるか、ということのような気がします。
僕自身は、それどころじゃなかったこともあり、今更ながら「これで良いのか?」「これがやりたいことなのか?」と突きつけられ、ようやく、少しその片鱗が見えてきたような気がしています。
公開された時に観ていたら、それこそ、20代半ばで観ていたら、もっと心に刺さってきたような気がします。
20代半ばでそれを経験出来て、羨ましいというか、良かったね、と率直に感じました。