映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻」

 先日書いた「パンダコパンダ」の続編(?)です。
 セットで観られるようになっておらず、「パンダコパンダ」とそれぞれを観るには一作品ずつ300円ほどかかるので、それならば、いっそ1ヶ月800円ほどで観られるNetflixに加入し、「パンダコパンダ」に続いて観ました。

 


パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻

 

「パンダコパンダ」公式サイト


作品データ映画.comより)
監督 高畑勲
製作年 1973年
製作国 日本
配給 トムス・エンタテインメント
上映時間 39分

作品紹介
(公式サイトより)
ここは日本、東京の郊外です。
美しい田園のひろがる街、まるでおとぎ話の世界のようです。
お城のように素敵な小さなお家に、素敵な少女ミミちゃんが、おばあちゃんと暮らしています。
ミミちゃんは自由な女の子!嬉しいことがあると、お得意の逆立ちする女の子!ある日、この二人家族に、パンダの親子が仲間入りします。
それが、パンダコパンダです。
ミミちゃんはコパンダにとってママ、パパンダはミミちゃんにとってパパになりました。
こうして、おかしな、ゆかいな物語が始まります。

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★★☆

感想
 
前回の作品で、「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」につながっていることがわかると言うことを書きましたが、この作品では、「崖の上のポニョ」につながっていると僕は思いました。

 宮崎駿に影響を与えたことがわかると同時に、今回の作品では、一見子ども向けに描かれているものの、すで40年以上前から、高畑勲の思想性、特に自然環境への眼差しが垣間見えました。

 その結果として高畑勲監督作品としては「平成狸合戦ぽんぽこ」になり、宮崎駿としては「崖の上のポニョ」につながっていったのではないかと思います。