映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「彼女がその名を知らない鳥たち」

 ウォッチリストに入れていた作品がAmazonプライムで観られるようなっていたので観てみた作品です。 

 


彼女がその名を知らない鳥たち

 

youtu.be

 

映画「彼女がその名を知らない鳥たち」公式サイト|4.25(水)Blu-ray&DVD Release

 

作品データ映画.comより)
監督 白石和彌
製作年 2017年
製作国 日本
上映時間 123分
映倫区分 R15+
配給 クロックワークス

ストーリー(公式サイトより)
15歳年上の男・陣治と暮らしながらも、8年前に別れた男・黒崎のことが忘れられずにいる女・十和子。不潔で下品な陣治に嫌悪感を抱きながらも、彼の少ない稼ぎに頼って働きもせずに怠惰な毎日を過ごしていた。ある日、十和子が出会ったのは、どこか黒崎の面影がある妻子持ちの男・水島。彼との情事に溺れる十和子は、刑事から黒崎が行方不明だと告げられる。どれほど罵倒されても「十和子のためだったら何でもできる」と言い続ける陣治が執拗に自分を付け回していることを知った彼女は、黒崎の失踪に陣治が関わっていると疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯えはじめる――。

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★★☆

感想
 物語はわからない所はないのですが、説明するのがとても難しい作品です。
 一緒に暮らす十和子を異常なまでに愛する陣治。
 一緒に暮らしているにも関わらず、体を触ることも出来ず(出来ても洋服の上からマッサージ)、食事も食費も何もかもをこなす陣治。
 十和子はただダラダラと何もせず、8年前に別れた男・黒崎が撮った映像を観ながら暮らす日々。
 あるきっかけで出会った時計店に勤める水島と肉体関係を持ち、親密になっていく。
 5年前に黒崎が失踪したことや、自分と水島の関係を知りつつ見守る陣治におびえ始める十和子。

 ところが、後半、いきなりその展開が逆転するというか、ひっくり返されます。
 何故黒崎が失踪したのか、陣治は何をしたのか、そして十和子は何をされたのか。
 恋愛映画とも言えるし、サスペンスとも言えるし、何と説明すれば良いのかとても難しい作品でした。

 一つ気になったのは陣治が十和子に向ける「愛」です。
 これは愛と呼べるのか、愛と呼んで良いのか。
 女性が観たらどんな気持ちになるのか、感想を聞きたい作品でした。