バスキア展
次の仕事が年明けからなので、年末まとめて有給を消化して退職しようとしたのですが、出向先の人からかなり粘られ、所属している会社のもっと上の上司まで出てきて説得され、結局まとめて取る事が出来なくなりました。
まとめて消化し、旅行にでも行こうと思っていたのですが、旅行に行けないどころか、有給が残りそうな感じです。
直近の上司がパワハラ上司なので、「迷惑かけてるの分かってるの?」とか言ってきて、「2か月以上前に退職願出してますよね!?」とか口論になったのですが、とりあえず、有給を少しでも取ろうと(僕の仕事は1日休むのは中々難しいので)半休を取りました。
後半休を取って、娘が通うスイミングスクールの見学日だったので、(最近会ってなかったのもあり)見学して、今週末で会期が終わってしまう、バスキア展に行ってきました。
バスキア展 メイド・イン・ジャパン | 森アーツセンターギャラリー - MORI ARTS CENTER GALLERY
(ZOZOの前社長が134億円?とかで買った絵)
バスキアの作品をまともに観たのは初めてなのですが、ポップでありつつも、自分のルーツや政治的なメッセージ、絵と共に沢山の言葉(英語、スペイン語、ラテン語など)が載っているのがとても印象的でした。
そして、その教養の深さにも驚きました。
が、それらの作品を観ていて考えていたのは、バスキアも27歳で亡くなっているということです。
なんなんでしょう。
何故みんな異才は27歳で死んでいくのか。
僕の世代で言えばエイミー・ワインハウスが、もっと上の世代で言えばジャニス・ジョプリンが、The Doorsのジム・モリソンが、下の世代では28歳でしたがAviciiが、その年で死にました。
僕は彼らのような異才ではありませんが、27歳の時は最初のうつのまっただ中で、僕もジム・モリソンのように死ねたらどんなに良いか、エイミー・ワインハウスの死の報道を目にしたとき、羨ましいとさえ思っていました。
そして、今も時々、なぜあのとき死ななかったんだろうか、と思ったりします。
あのとき死んでいたらどんなに楽だったか、良かっただろうかと。
美術展自体は正直高いな、とチケットを買った時点は思ったのと(当日券2100円)、六本木って僕には何故かものすごく苦手な街で、森美術館とか六本木ヒルズとかもやっぱり苦手だったのですが、音声ガイドもセットだったのは良かったです。
他の美術展だと大概音声ガイドは別料金なので、今回音声ガイドを聞きながらゆっくり鑑賞出来たのは良かったです。
それにしてもなんであそこまで六本木や六本木ヒルズ、森美術館が苦手なんだろうかと、答えもヒントさえも全く出なかったのですが、そんなことを考えながら帰りました。