映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」

 寒暖差の厳しい日々を過ごしていますが、皆さん体調いかがでしょうか。
 僕は、お腹の風邪を引いてしまったようで、しかも最初になめてかかってしまったのか、かなり長引いてしまっています。
 症状が下からどんどん上に上がってくる感じで、熱は(測ってないこともあり)分かりませんが、ギリギリな体調の中、なんとか過ごしています。
 早く退職日になるのを待っています。

 閑話休題、母からも「面白いみたいよ」と言われた、映画「すみっコぐらし」。
 11月初旬から体調を崩していたのですっかり連絡を怠っていたのですが、娘がすみっコぐらしが好きなので、「すみっコぐらしの映画観に行く?」と子どもたちに連絡すると、娘だけが「行く」とのこと。
 ということで、二人で行ってきました。

 行ったのが日曜日ということもあるのは分かるのですが、上映している劇場が少ないからか、予約時間に劇場のホームページにアクセスしたら「アクセスが集中しております」と待たされ、しかも、すでにかなり埋まっていて、「娘と二人分で良かった」と思いました。 

 

youtu.be

 

『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』公式サイト

 
作品データ映画.comより)
監督 まんきゅう
製作年 2019年
製作国 日本
上映時間 65分
配給 アスミック・エース

ストーリー
(公式サイトより)
ある日すみっコたちは、お気に入りのおみせ「喫茶すみっコ」の地下室で、古くなった一冊のとびだす絵本をみつける。 絵本を眺めていると、突然しかけが動き出し、絵本に吸い込まれてしまうすみっコたち。 絵本の世界で出会ったのは、どこからきたのか、自分がだれなのかもわからない、ひとりぼっちのひよこ・・・?
「このコのおうちをさがそう!」新しいなかまのために、すみっコたちはひとはだ脱ぐことに。 絵本の世界をめぐる旅の、はじまりはじまり。

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★★☆

感想
 さて、「すみっコぐらし」自体は娘が好きなこともあり知っていましたが(当日提げていたポーチもすみっコぐらしでした)、すみっコぐらしはあくまでもキャラクターなので、どんな話なのかも分からず行ってきました。
(いつも僕はラジオや新聞の映画評を頼りに観に行っています)

 すみっコぐらし自体が主に子ども向けのキャラクターということもあり、作品が60分ちょっとと映画としては短いので、正直、これで面白くなかったら、お金がもったいないな、と思う気持ちがあったのですが、観に行って良かったです。
 途中というか後半にしくしくと思わず泣けてしまう場面展開になっていて、実際に最初は子どもたちのわいわいとした反応だったのが、徐々に映画館が静かになっていき、最後の方では涙をすすっている音が聞こえてきて、観終わったあとに席を立つ際、目の前にいた二人の若い女性(大人だけで来たようです)も泣いていました。

 僕は涙もろいのですが、泣くことはありませんでした。
 というのも、思わず泣いてしまいそうな展開の後、ちゃんとハッピーな展開になって終わっていたからです。
 実は悲しい話だったということが途中から分かってきてドキドキしましたが、最終的にはとてもハッピーな気持ちになれました。

 それに、何といってもハッピーな気持ちになれたのは、「すみっコぐらし」のキャラクター設定があるからです。
 それぞれがすみっこが落ち着く理由があって、僕も学校や集団なんかではいつもずっとすみっこにいた(いる)ので、そのそれぞれのキャラクターに共感出来るところも良かったです。
 一番良いのはそのすみっこが落ち着くキャラクター同士が「なかま」だという点なのですが、その点では、僕にはそういう「なかま」っていないなぁ、と少しさみしさも感じました。