映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

「ドッグ・イート・ドッグ」

 どこで映画評を目にしたのか(聞いたのか)忘れてしまったのですが、第69回カンヌ国際映画祭の「監督週間」のクロージング作品ということで、チェックした作品です。
 Amazonプライムで観られるようになっていたので観てみました。

 


ドッグ・イート・ドッグ(字幕版)

 

作品データ映画.comより)
監督 ポール・シュレイダー
原題 Dog Eat Dog
製作年 2016年
製作国 アメリ
上映時間 93分
配給 プレシディオ
映倫区分 R18+

あらすじシネマトゥデイより)
服役を終えて出所したトロイ(ニコラス・ケイジ)は、刑務所で仲間だった薬物中毒のマット・ドッグ(ウィレム・デフォー)、巨漢のディーゼル(クリストファー・マシュー・クック)と再会。どん底人生からの一発逆転を狙う三人は、地元ギャングのボスから借金を返済しない男の赤ん坊を誘拐するという報酬75万ドルの大仕事を請け負う。しかし、予想外の展開から追われる身となってしまい、状況は泥沼化していく。

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★☆☆

感想
 このタイミングで観た理由としてはAmazonプライムで観られるようになったことがもちろん一番の理由ですが、90分ちょっととその少し短めの時間も大きな理由です。
 最近、引っ越しのあれこれであんまり時間が取れなくなってきたので、なるべくささっと観られるような作品ということでこの作品を観たのですが、僕の苦手な分類の作品でした。

 僕が苦手な作品というのは、ホラーだったり、人が傷ついたり、血が出てきたりするもので、それは多分僕がHSPだからということが大きいと思います。
 HSP(敏感気質)なので、誰かが傷つけられているシーンを観ると自分も傷つけられているような感覚になります。
 なので、なるべくそういう作品は避けているのですが、僕は先にその作品の内容を確認してから観るということは基本的にしないので、たまに「う~」とかなりながら観ることになります。

 今回は「R18+」に指定されていたことで気づくべきだったのかも知れませんが、「ノーカントリー」と同じように、沢山の人が傷つき、殺され、殺すシーンが出てきます。

 物語の内容としては、どうしても存在する階級社会を反映していて、日本で言えば漫画『ギャングース』と同じような背景から「犯罪」を犯さざるを得ない情況が伝わってきます。
 しかし、この作品が『ギャングース』とは決定的に違うのは、ドラッグで明らかにいっちゃってたり、「友だち」と言いながら簡単にその「友だち」を殺してしまう様子です。
 それでもそれにはそれぞれの生育歴だったり、それまでの環境があるからということが分かり、それがある意味で現実を現しているのかも知れませんが、僕には直視するには厳しすぎる現実でした。

 また、最後のシーンも印象的で、これもまたものすごく現実的で、とても悲しい現実を示していて、とても悲しく感じました。