映画と本と自分と山

映画が半分、残りは本と自分、時々山登りについて

僕がテレワークをやめたわけ

 時短勤務(コアタイム9~15時)になったものの、相変わらず毎日(週5.5日=隔週で1日休み)出勤している僕ですが、一回だけテレワーク(在宅勤務)をしました。
 が、その一回だけ、一日だけでストレスで死にそうになったので、上司に許可をもらい、その後は今まで通り出勤させてもらっています。 

 

f:id:ysdnbm:20200503093451j:plain

 
 その、テレワークをやめた理由と、実際に出勤していて気づいたことを書き残しておきたいと思います。

 僕は今、とある法人で職員として働いています。
 多くの人たちは3月から在宅勤務が可能になり、4月からは基本的には在宅勤務とし、必要な場合だけ、許可を得て出勤しても良い、ということになっています。
 が、僕の部署はその「多くの人」とは違うので、公には9~17時に職場にいることになっています。
 それでも、上司が気を利かせて、なるべく在宅勤務に出来るようにと計らってくれ、出勤しても15時過ぎたら帰っても良い、ということにしてくれています。

 で、同じ部署の人の中でも出勤状況はバラバラで、直属の上司とその上の上司は毎日いつも通り(というのは9時)出勤しています。
 他の人は4月半ばから数日出てきていたのを徐々に減らし、殆ど在宅という人、週の半分くらいを在宅という人、そして、僕のように一回テレワークしたけど、結局毎日出勤しているという人がいます。

 僕がテレワークをやめた一番の理由は、在宅にすると、多大な情報を家に持ち帰ることになることと、目の前で話せば5秒で済む話が、チャットでだらだらとやって結局意思が伝わらないということがものすごくストレスだったからです。

 上司は感染のリスクがある中での電車通勤を心配してくれましたが、その時点で、感染のピークは過ぎていたので(そう言っても誰も真に受けてくれませんでしたが…)、感染のリスクは低くなっているし、先日も書きましたが(コロナうつにならないために)、僕はうつ病で、感染リスクよりも自分がうつになって死ぬ方が可能性が圧倒的に高いので、ストレスを溜め込むよりは出勤して、職場にいるときだけ仕事するというスタイルの方がストレスが少なくなる、と判断しました(結果は正解でした)。

 詳しくは書けませんが、僕の仕事は様々な個人情報を扱っています。
 なので、その情報をインターネット上でやりとりすることには必要以上に敏感にならなければなりません。
 1月にこの仕事に就いたとき、(もちろんアクセス制限はかかっていますし、組織の中でもアクセス権限があります)そもそも入ってきたばかりの僕がこんなにも多くの情報にアクセスできてしまって良いのだろうか?と不安に感じました。

 なので、この仕事を家でやる、と言われたとき、率直に「イヤだな」と思いました。
 で、一度やってみたものの、やはりこの情報が漏れたら?と考えてしまうこと、さらには僕自身の性格として、連絡を受けたらすぐに返信しなければ、と仕事のオンオフの切り替えがうまくいかないということがあります。
 今(というかそれが本来の姿なのですが)は、退勤時にPCを金庫に閉まって帰るので、その後に何か連絡があったとしても、僕はそれに気づくことはありません。
(緊急時用に個人連絡先は教えていますが)

 それでなくても、今の職場は人員が少なく、仕事はいくらでもあり、帰ってもというか、夜中に目が覚めたとき、あれやらなきゃこれやらなきゃと考えてしまうほどなので(大抵それで眠れなくて朝までゴロゴロ)、物理的に職場から離れること、仕事が出来る環境が完全に離れていることが僕にとってはとても重要なことなのです。

 それから、毎日時短ではあるものの出勤していて気づいたこと、知ったことというか少し嬉しいな、と思ったことを書いてみたいと思います。

 それは、やはり、当たり前ですが、毎日誰かはいないといけない仕事がある、ということです。
 それは郵送物の受け取りだったり、配送のお願いだったり、電話対応だったり。
 毎日来ていることを他の部署の人に言ったら、「えっ?毎日来てるの?しかも17時まで?」と言われたり(他部署も含め、本来の勤務時間は8~18時です…)、「なんだか、すみません」と謝られたり(いや、僕は来た方が楽なんです…)するのですが、やはり、いつも通り「人がいる」ことも大切で必要な仕事なのです。

 それは、電話対応でも感じることで、毎日何らかの問い合わせを受けるのですが、僕がいつも通り「はい、○○です」と電話に出ると、ただそれだけでほっとして下さる相手が少なからずいます。
 多分、もう、本当にたくさんの人がメンタルをやられているんだな、と実感すると同時に「いつも通り」でいることで、誰かの不安を少しでも取り除いたり、和らげられているようで嬉しく感じています。

 僕自身は、コロナ対応に追われていることと、時短勤務になっているので逆に時間が足りず、本来なら4月初めに終わっていなければいけなかった仕事が後回しになってしまっていたりするので、当分このスタイルでの勤務が続きそうですが、メンタルは本当に楽になりました。
 メンタルで一番ストレスを感じているのは、やはりコロナに対する考え方の周りの人との違いで、もちろん、こまめに消毒したり、換気したり、話す時は距離を置いたりはしているものの、ウイルスですし、僕はまぁ、うつるときはうつるでしょう、というスタンスで、マスクもほぼ意味がないし、あくまでも変な攻撃を受けないためにアタイア、コード、ファッションとして着用しています。
 それも、職場の人数が限られていること、電車も日に日に人数が減り、一定数になったこと(朝はまだちょっと多いなと思うのですが、帰りはかなり空いています)や、僕もそれをかわす方法を取っているので、コロナに対する考え方の違いによるストレスも大分減りました。

 こうして、ブログを書ける時間も出来ているし、あとは、ボルダリングも当分出来なさそうなのと、旅に出られないことが残念かなぁ、と。
 明らかに筋肉がなくなってしまった上半身が気になりますが、まぁ、たっぷり時間が出来たので、こうしてブログ書いたり、溜まっている本を読んだり、映画観て過ごそうと思います。
 今年目標にしていた、あと数県残っている(行ったことはあるけど、ちゃんと巡っていない和歌山県三重県)、47都道府県への旅行がもしかしたら出来ないかも知れないのが残念だなぁ、と思っています。